※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれており、リンク経由で商品が購入された場合、当サイトに紹介料が入ることがあります。
Hamdi Amer氏(@HamdiAmer16)が、箱を変形させてウェイトを塗るBlenderアドオン「Weight Paint Box」のアップデートを公開しました。Superhiveでは2026年9月30日にV6.18.4として、Gumroadでは10月1日付けで配布されています。指のように近いボーン向けの円柱形状と、塗り直さずに頂点グループを方向ごとに削ったり伸ばしたりする「Ebb & Flow」が加わりました。
Weight Paint Boxとは
ウェイトブラシで塗る代わりに、ボーンごとに置いた変形ボックスでウェイトの範囲を決めるアドオンです。ボックスは普通のキューブと同じ感覚で変形でき、リストで対象オブジェクトを選ぶと自動でフィットします。ヒートマップはボックスに付いたスムーズネスの円で、強さと平滑化の方向まで調整できます。オーバーレイはどのモードでも表示されるので、ポーズモードのまま塗れます。ボーンを描いて組むDraw Boneパネルも同梱されていて、Rigifyに対応しています。
指のように近いボーン向けの円柱形状
ボックスの形に円柱が加わりました。指のように、ボーン同士が近くに並んでいるところ向けの形状です。ボックスの形とUIパネルも合わせて改良されています。
ハンドルを軸でロックし、選んだボックスの設定をHUDで触る
ボックスのハンドルをX・Y・Zの軸ごとにロックできるようになりました。スムーズネスの円も動かしながら位置を変えられます。アクティブなボックスの設定はビューポートのHUDに出るようになり、パネルまで行かずに調整できます。
ボックスを別のアーマチュアやファイルへ移す
作ったボックスを、別のアーマチュアや別のファイルへ移せるようになりました。
Ebb & Flow:塗り直さずに、ウェイトを方向ごとに削る・伸ばす
選んだボーンの頂点グループを、塗り直さずに方向ごとに変形する機能です。Ebbは、選んだ方向に向かってウェイトを薄くしていきます。方向は上・下・左・右・前・後ろの6つに、角度を変えられる斜め8方向を加えた中から選びます。Fade Lengthでウェイトの落ち方を決め、短くすると境目がはっきりし、長くするとなだらかなグラデーションになります。

Flowはその逆で、選んだ方向へグループの影響範囲を広げます。Flowはウェイトを足すだけで、Flow Lengthが1のときに影響範囲が2倍の距離まで届きます。方向は、グループを正面と側面から表示するEbb HUDのハンドルをドラッグして決め、ハンドルをクリックするとその方向のオン・オフが切り替わります。EbbとFlowは設定を別々に持っていて、同時に使えます。Applyで結果を確定し、Revertでは、そのあと手で塗った分を残したまま元のウェイトに戻せます。
作者はXで、細部まで追い込みたい人向けの機能で、ふつうは円柱やボックスの形状で足りる、と位置づけています。操作の流れは作者のEbb & Flowのチュートリアルで見られます。
次のアップデートは自動ウェイト
販売ページでは、次のアップデートで自動ウェイト(Auto weight paint)を入れる予定と書かれています。パーツが込み合ったところとそうでないところを、1回の処理の中で見分けて扱う方式で、glTFやFBXなどで読み込んだキャラクターも含めて、どのリグ構成でも使えるとしています。作者はXで、複数パーツに分かれたキャラクターでのテストを公開しています。
価格・入手先
Superhiveでは2026年10月4日時点で$25.50で販売されています。作者は使い始める前に、チュートリアルをひととおり見ること、キャラクターをAutomatic Weightsでアーマチュアにペアレントしておくこと、ボックスはデフォームボーンに使うことを挙げています。機能ごとのチュートリアルは、販売ページにまとめて載っています。
管理人のひとこと
前に紹介したときは、箱で範囲を囲ってから中身を詰める順番が面白いと思ったツールでした。今回の円柱は、ボーンが密集する指まわり向けの形です。指は隣の指へのウェイトの漏れを1本ずつ消していくのがいちばん時間のかかるところなので、形で範囲を区切れるならかなり楽になりそうです。
Ebb & Flowの、Revertで手で塗った分は残したまま元に戻せる作りも実務向きです。範囲だけ削ってみて、気に入らなければ戻す、を気軽に試せます。ウェイトまわりの道具はウェイト塗りを速くするBlenderアドオン5選でも並べましたが、次の自動ウェイトが入ったら、最初の塗りをどこまで任せられるのか見てみたいですね。



コメント