Kenney Shape|ドット絵を描いて奥行きを付けるだけで3Dモデルになるツールが無料に

Kenney Shapeのロゴと「Now FREE Forever!」の文字、ドット絵の宇宙船を描いている画面 CG全般

ゲーム用の無料アセットで知られるKenney氏が、ドット絵から3Dモデルを作るツール「Kenney Shape」を2026年10月15日に無料にしました。これまでは有料のツールでしたが、作者の告知によると、コミュニティへの贈り物としてずっと無料で配るとのことです。同じ日の更新を最後に、今後のアップデートの予定はありません。作者は新しいソフトやプロジェクトに集中するためだとしています。

Kenney Shapeとは

図形と色を使って2Dのドット絵を描き、ピクセルごとに奥行きを付けると、押し出した3Dモデルができるツールです。作ったモデルは、多くのゲームエンジンで読み込める3D形式や、MagicaVoxelなどで開ける.voxファイルとして書き出せます。

Kenney Shapeで作った家、木、剣、スクーター、ビルなどのドット絵風3Dモデルが並ぶ画像(画像: Kenney)
Kenney Shapeで作ったモデルの例(画像: Kenney)

描いて、奥行きを付けて、モデルにする

作業は画面下のDraw・Depth・Model・Exportのタブを順に進めます。Drawでは、左の図形と右のパレットからドット絵を描きます。描くときは、いろいろな形の図形を使えます。

左に図形、右にカラーパレット、中央に宇宙船のドット絵が描かれたKenney ShapeのDraw画面(画像: Kenney)
Drawの画面。左に図形、右にパレット(画像: Kenney)

Depthでは、ピクセルごとに奥行きを数値で指定します。奥行きを自動で付ける機能もあります。Modelで押し出した3Dモデルを確かめ、Exportで書き出します。

剣のドット絵を描き、ピクセルごとに奥行きの数値を付け、押し出した3Dモデルを回して見るまでの3つの画面(画像: Kenney)
左から描く、奥行きを付ける、モデルを確かめる(画像: Kenney)

書き出せる形式と制限

3DモデルはOBJ・FBX・DAE・glTF・STL、ボクセルはVOXで書き出せます。描いた絵をビットマップやベクターの画像として書き出すこともできます。UVは自動で付きます。作者はUnity・Unreal Engine・Godot・Blender・Robloxなどで、書き出したモデルを読み込めることを確かめています。

モデル・画像・ボクセルの書き出し種類と、OBJ・FBX・DAE・glTF・STLなどの形式を選ぶKenney ShapeのExport画面(画像: Kenney)
Exportの画面(画像: Kenney)

ドット絵を押し出す仕組みなので、モデルは表と裏が同じ形になります。描ける大きさは最大64×64ピクセル、色は16色までです。モデルは自動で最適化されますが、さらに減らしたいときは手で直す必要があります。

価格・入手先

価格無料
対応OSWindows / Linux
作者Kenney
入手先itch.io

itch.ioでは好きな金額を払ってダウンロードする形で、0円でも入手できます。操作にはマウスが必要です。LinuxはUbuntuでだけ動作を確かめていて、ほかのディストリビューションでは動かないことがあると作者は書いています。macOSには対応していません。

管理人のひとこと

うちの仕事でドット絵をそのまま立体にする場面はあまりありませんが、劇中に出てくるゲーム画面の小物や、レトロゲーム風の看板のように、ドット絵の見た目を保ったまま立体にしたいものはたまにあります。そういうものを1つずつ箱を並べて作るより、絵を描いて奥行きを付けるだけで済むのは手早いです。

表と裏が同じ形になる、16色までといった制限ははっきりしているので、割り切って使うツールですね。

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