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Blender向けのUV自動展開アドオン「Auto Unwrap」の大型アップデート「Auto Unwrap 2」が、2026年10月14日にSuperhiveで公開されました。作者のMilad Kambari氏(3DRedbox Studio)によると、パネルの見た目はほぼそのままで、中のエンジンに1,200点を超えるパーツを追加で学習させ直したとのことです。あわせて、複数オブジェクトの一括展開、対称の扱いの強化、アイランド単位の修正ツールが加わっています。
Auto Unwrapでできること
Auto Unwrapは9月23日に最初のバージョンが出たアドオンです。モデルを選んでボタンを押すと、シームの位置を決めてUVを開き、パッキングまで済ませます。展開のモードは次の3つです。
- Unwrap(Organic) キャラクター・クリーチャー・スカルプト向け。OptCutsをもとにしたエンジンで、先にモデルを最大5,000のパーツへ自動で分けてから開く
- Smart UV(Hardsurface) 銃・乗り物・機械向け。形のラインに沿ってパーツごとに投影する。テスト用の車では、Blender標準のSmart UVが563個のアイランドを作ったのに対し178個
- Garment Seams Marvelous DesignerやCLOから書き出したクアッドの衣装向け。袖口・袖ぐり・襟・脇など、実際の服の縫い目の位置で切る。約40着の衣装から学習
ほかに、UDIMのタイルへの振り分け(Object/Balanced)、同じ形の部品を同じ位置に重ねるStack Repeats、展開する前にシームの位置を確かめるPreview Seamsなどがあります。

学習し直したエンジンが、アーティストと同じ位置にシームを入れる
2の中心はエンジンの再学習です。製品ページには、同じモデルを1と2で展開した比較が載っています。弾薬箱は歪みが44.6%から1.0%に下がり、UVの使用率は段ボール箱で36%から63%に、古いスーツケースで28%から79%に上がっています。

樽や花瓶の比較でも、アイランドの数が減り(花瓶は36個から13個)、UVの余白が減っています。

作者はXで、ハードサーフェス用のエンジンを学習させ続けたところ有機的な形のモデルも扱えるようになり、場合によってはOrganic用のエンジンより良い結果を出すようになったと投稿しています。エンジンは今も2つに分かれていて、Organicのほうが向く場面もあるとのことです。
選んだオブジェクトをまとめて1回で展開
Multi-Selection Unwrapでは、オブジェクトをいくつ選んでも、Unwrapを1回押すだけでそれぞれにUVが作られます。そのあとRepackを押すと、全部のアイランドを1枚のUVにまとめて並べ直せます。

対称やシームの数、アイランドの向きを細かく調整できる
2で増えた調整の手段は次のとおりです。
- Smarter Symmetry 対称面の上にシームを置くSeam On Mirror Plane、対称面を表示するShow Mirror Plane、モデルがどのくらい左右対称かを数値で示すスコア
- Parts = 1 パーツ数を1にすると、シームの位置をすべてエンジンが決める
- UV Orientation(X / Y / Z) アイランドを好きな軸に合わせ、Repackで並べ直す。展開のやり直しは不要
- Balanced/Less Stretch シームを増やして歪みを抑えるか、シームを減らすかを選ぶ。細い帯状の部分は、歪まないようにあえて切り離したまま残す
- アイランドのツール Join Into One(結合)、Repack、Show Distortion(歪みの表示)、Redo Selected Island(歪んだアイランドだけ開き直す)

新機能を実際のモデルで見せる日本語版チュートリアル
四輪バギー、カップ、ケトル、ティーポットなどを使って、新機能を1つずつ見せるチュートリアルも公開されています。英語版のほかに日本語と韓国語の吹き替え版があり、日本語版はこちらです。
価格・入手先
| 価格 | 18ドル(1シート・個人/商用)/ 85ドル(スタジオ・5シート超) |
| 対応バージョン | Blender 4.2以降 |
| 対応OS | Windows / macOS / Linux |
| ライセンス | GPL |
| 作者 | Milad Kambari(3DRedbox Studio) |
| 入手先 | Superhive |
製品ページの詳細欄は対応バージョンを4.1〜5.2と表示していますが、Q&Aでは4.2以降と案内しています。9月に出た最初のバージョンではmacOSの記載がありませんでしたが、2の製品ページではWindows・Mac・Linuxの3つが並んでいます。
インストール手順と各パネルの詳しい説明は、製品ページのDocumentationにまとまっています。
管理人のひとこと
背景の小物のように数が多いものほど、UV展開で手が止まります。樽や箱のような単純な形でも、1つずつシームを入れて開いていくと、そのたびに少しずつ時間を取られるので、選んだものをまとめて1回で開けるのは、小物をまとめて片付けたいときに助かりそうです。
最初のバージョンは9月に紹介したばかりで、1か月足らずでエンジンを学習し直した2が出てきました。比較の画像を見ると、1では段ボール箱がUVの3分の1ほどしか使えていませんでした。テクスチャの解像度にそのまま響くところなので、この差は大きいですね。



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