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Freddiesign StudioのAl Rocha氏(@doncha_magoso)が、資料写真からカメラと3Dの参照点を起こすBlenderアドオン「CameraRef Pro」を2026年9月26日にGumroadで発売しました。どのカメラ・レンズで撮った写真か分からなくても、複数の写真で同じ特徴点を打っていけば、各写真のカメラを推定してBlenderのシーンに置いてくれます。作られるのは参照用のセットアップで、面を張るモデリングは自分で行います。
同じ被写体の写真を読み込む
blendファイルを保存してから、イメージエディターのサイドバーにあるCameraRef Proで写真を追加します。エクスプローラーからのドラッグでも入ります。使うのは、同じ状態の同じ被写体を、視点が重なるように撮った写真です。解像度は違ってもよいものの、縦横比はそろえる必要があります。

複数の写真に同じ参照点を打つ
参照点(RF)は、複数の写真に写っている1つの物理的な特徴のことです。点を作って名前を付け、1枚目の写真でクリックしたら、同じRFを選んだまま他の写真でも同じ場所をクリックしていきます。角や継ぎ目など動かない細部を選び、被写体の幅・高さ・奥行きに散らして置くのがコツで、反射や影は視点で変わるので避けます。
車の場合は左右対称を使えます。左右で対応する特徴に同じ名前を付け、車から見た左右を割り当てます。前後の車輪の中心を複数の写真で打ち、ホイールベース(車軸間の距離)が分かればミリ単位で入れます。入れない場合は2500mmと仮定したスケールになり、実寸の保証ではありません。

室内や建物は「General Object」で
室内や建物など左右対称でない被写体は、General Objectを選びます。地面にしたい面の上にある参照点を3〜4個選び(一直線に並ばないように)、そのうち1つを原点にします。2点をA・Bとして既知の距離をメートルで入れると、その向きが水平の向きになります。距離を入れなければ1mと仮定され、結果が上下逆になったときはFlip Upで再計算なしに反転できます。

カメラを解いて、3Dのセットアップを作る
参照点と向きの指定がそろったら「Solve Cameras」で計算し、成功したら「Create or Update Solution in 3D」でシーンに起こします。各カメラには元の写真が背景として入り、タイムラインの連続したフレームに割り当てられます。アドオンで別の写真を選ぶと、3Dビューもそのカメラに切り替わります。表示されるレンズのミリ数は、標準的なセンサーサイズを仮定した画角の推定で、実際のレンズを特定するものではありません。作成後は、うっかり再計算しないように全体の解き直しが自動でロックされます。
カメラを固定したまま参照点を足していける
カメラが決まったあとも、モデリング用の参照点を追加できます。新しいRFを1枚の写真で打つと、Epipolar Guidesを有効にしている場合、ほかの写真に同じ特徴がありそうな位置が黄色い線で表示されます。3枚以上の写真で打って「Triangulate RF & Create 3D」を押せば、その点がシーンに直接追加されます。全体の解き直しは要りません。左右対称の車なら「Generate Twin RF」で反対側の点を3Dに作れますが、これは対称の仮定から作るもので、写真上の印は付きません。

3Dビューのサイドバーでは、参照点の大きさ・形・表示、名前や左右ペアの線の表示を切り替えられ、どれも計算結果には影響しません。写真と注釈、解はblendファイルに保存されます。プロジェクトを移すときは写真も一緒に持っていき、見つからない画像は「Re-link Images」でblendのフォルダ以下から探し直せます。計算に失敗したときは、レポートで名前の挙がった写真と点を見直します。写真を増やすより、共通の特徴と視点の重なりを増やすほうが役に立つことが多い、と説明されています。
価格・入手先
| 価格 | 17ドル |
| 対応バージョン | Blender 5.2 |
| 対応OS | Windows(x64) |
| 作者 | Al Rocha(Freddiesign Studio) |
| 入手先 | Gumroad |
執筆時点のバージョンは1.0.3です。Gumroadでは閲覧地域の通貨で表示され、日本からは2,666円と出ていました。導入の手順と操作の詳細は、商品ページにまとまっています。
管理人のひとこと
車や室内を資料写真から起こすとき、1枚ずつカメラを合わせていくと、別の写真に切り替えたとたんに合わなくなることがよくあります。3ds Maxのカメラマッチも1枚の画像に点を合わせる仕組みなので、複数の写真でつじつまを取るところは結局手作業でした。
レンズの情報が無い写真でも始められて、カメラが決まったあとは再計算なしで点を足していけるのが実務向きです。作りながら「ここの位置も欲しい」となったところを、その都度拾っていけます。



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