Modly|Hunyuan3DやTripoSGを切り替えて使う、画像→3Dのローカルアプリ

CG全般

Hunyuan3D 2 Mini、TripoSG、TRELLIS.2といったオープンソースの画像→3Dモデルを、1つのアプリの中で切り替えて使えるデスクトップアプリ「Modly」を紹介します。モデルごとにPythonの環境を組む必要がなく、拡張機能として入れたモデルを選んで生成するだけです。生成は自分のPCのGPUで行い、画像はクラウドに送りません。2026年3月に公開され、最新版は8月28日のv0.4.2です。

Modlyとは

Modly自体は生成モデルを持たず、各研究機関が公開している画像→3Dモデルを動かすための入れ物です。モデルは1つずつ「拡張機能」として追加する形で、拡張機能の実体はGitHubのリポジトリです。アプリのModelsページで「Install from GitHub」を押してURLを入れると導入され、そのあとでモデル本体をダウンロードします。Windows・Linux・Apple SiliconのmacOS向けにインストーラーが配布されています。

公式の拡張機能で使える5つのモデル

公式が用意している拡張機能は次の5つです。同じ画像を入れて、モデルごとの形の出方を比べられます。

  • Hunyuan3D 2 Mini(Tencent):パラメータ数0.6Bの軽量版。形状だけを生成し、テクスチャは別の拡張機能をつないで付ける
  • Hunyuan3D 2 Mini Turbo:上の高速版。1〜5ステップで生成する
  • Hunyuan3D 2 Mini Fast:蒸留による高速版。30ステップかかるところを5〜10ステップで同等の品質とされる
  • TripoSG(VAST):フローマッチングの拡散モデルで、TripoSRより形がシャープで細部が出るとされる。VRAMの目安は約8GB
  • TRELLIS.2 GGUF(Microsoftのモデルの量子化版):1〜3Bパラメータ。形状の生成に加えてテクスチャ付けのノードもある。VRAMの目安は量子化の度合いで6〜10GB

公式以外の拡張機能も、同じ仕組みでGitHubのURLから追加できます。

生成から書き出しまでアプリの中で済む

甲冑を着た黒白の猫のキャラクター画像。Modlyの公式サイトで、3Dメッシュ生成のデモの入力に使われている(画像: Modly)
公式サイトのデモで入力に使われている画像。このような1枚から3Dメッシュを生成する(画像: Modly)

流れは、画像を入れる(またはテキストで説明する)、インストール済みのモデルを選ぶ、GPUで生成する、の3段階です。できたメッシュはその場でプレビューでき、アプリの中でスムーズやデシメートもかけられます。書き出しはGLB・OBJ・STL・PLYに対応していて、生成したものはコレクションに分けてワークスペースで管理できます。

「Workflows」タブでは、画像→メッシュ生成→シーンに追加、のように処理をノードでつないだワークフローを組めます。起動中のアプリを外部のスクリプトやAIエージェントから呼び出すためのコマンドラインツールも用意されています。

次の0.5で予定されていること

公式サイトのロードマップでは、次の0.5に向けて、英語で指示してAIにメッシュを直接編集させる機能(作業中)、AIアシスタントの改良、メッシュ編集用のパネルと、拡張機能が独自のツールを足せる仕組み(いずれも未着手)が挙がっています。

価格・入手先

価格無料
対応OSWindows / Linux / macOS(Apple Silicon)
ライセンスMIT(フォークしてアプリを作る場合はクレジット表記が必要)
作者Lightning Pixel
入手先GitHub(Releases) / 公式サイト

アプリ本体はMITですが、生成に使うモデルはそれぞれのライセンスに従います。TripoSGとTRELLIS.2はMIT、Hunyuan3D 2 MiniはTencentの独自ライセンス(Tencent Hunyuan Community License)なので、商用で使うときは各モデルの条件を確認しておく必要があります。拡張機能の一覧と導入手順はGitHubのREADMEにまとまっています。

管理人のひとこと

画像から3Dが出るモデルは次々に出ていますが、どれも導入の手順が違っていて、読むたびに引き返していました。新しいモデルが出ても拡張機能が用意されれば同じ画面で試せるので、モデルを乗り換えていく前提の作りになっているのがいいところです。

今のところ仕事のモデルに直接使える場面は思いつきませんが、背景に並べる小物のあたりを取るくらいなら、モデルごとにどこまで形になるのか比べてみたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました