Maxwilso氏が、あるメッシュのシェイプキーを別のメッシュへワンクリックで移すBlenderアドオン「Transfer Shape Keys」を2026年10月6日にGumroadで無料公開しました。移す元と先でトポロジーが違っていても転送できます。
Transfer Shape Keysとは
移す元のメッシュ(Source)と移す先のメッシュ(Target)を選んでボタンを押すと、元のシェイプキーが先のメッシュに作られるアドオンです。中身はBlender標準のモディファイアーの組み合わせで、Surface Deformで2つのメッシュを結び付け、Corrective Smoothで先のメッシュの形が崩れないように保ちます。対応はBlender 4.5以降と5.0です。
作者のMaxwilso氏がXに投稿した紹介動画です。
作者は、自動で済むのは作業の9割ほどだとしています。頂点が大きく動くシェイプキーは移したあとに崩れが残ることがあり、その場合はスカルプトモードのAddブラシで埋めて直すよう案内しています。
Corrective Smoothで縮むぶんをOverdriveで補う
転送の前に調整できる値は2つあります。Overdriveは移すシェイプキーの大きさを決める値で、Corrective Smoothによって縮むぶんを見越して既定値は1.2になっています。Smoother IterationsはCorrective Smoothのスムーズの回数です。Surface Deformだけだと辺の中ほどで形がずれやすいので、スムーズをかけて元の形へ戻します。作者は20〜25回がちょうどよいとしており、モディファイアーの既定値は5回です。
動かないシェイプキーをまとめて削除する
Cleanup Shape Keysは、転送したシェイプキーのうち許容値の範囲を超えて動かないものを削除します。どのシェイプキーを移すかを先に選り分けなくても、転送してから不要なものを消せば必要なものだけが残ります。
ドライバーで両方のメッシュのシェイプキーを連動させる
Link Shape Keysは、移す元のメッシュにドライバーを足して、同じ名前のシェイプキーどうしを連動させます。移す先のメッシュで値を動かすと、元のメッシュの同じ名前のシェイプキーも同じ値で動きます。大きく動くシェイプキーを見比べながら直したいときのための機能で、無効にするとこのアドオンが作ったドライバーをすべて消します。
価格・入手先
| 価格 | 無料(任意の金額で支払いも可) |
| 対応バージョン | Blender 4.5+ / 5.0 |
| 作者 | Maxwilso |
| 入手先 | Gumroad |
配布は2つの版に分かれています。v1.1はLink Shape Keysと最適化を加えた版で、ドライバーを使うためBlenderがカスタムドライバーを実行してよいか確認してきます。ドライバーを動かしたくない場合は、転送とCleanupだけのv1.0を使います。インストール手順は配布ページにまとまっています。
管理人のひとこと
キャラクターの衣装や小物を作り直したあと、本体の表情や体型のシェイプキーを合わせ直すのは、セットアップの中でも目立たないわりに時間を取られる作業です。トポロジーが変わると頂点番号で移せないので、Surface Deformを組んで一つずつ適用していく手間がボタン一つで済むのは助かります。初めて見るツールですが、中身が標準のモディファイアーなので、何をしているのかが追いやすいのも安心できます。
作者自身が9割と書いているとおり、口の開きのように大きく動くシェイプキーは手で直すことになりそうです。それでも、元のメッシュとドライバーで連動させて見比べながら直せるので、修正の当たりは付けやすいと思います。



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