※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれており、リンク経由で商品が購入された場合、当サイトに紹介料が入ることがあります。
Aysu Hoşcan氏が、テクスチャの修正前と修正後をSubstance 3D Painterの中で見比べ、版として残しておけるプラグイン「Magic Revision」を2026年10月7日にGumroadで発売しました。3Dモデルの上で前の版と今の作業中のテクスチャを左右に分けて表示し、境目をドラッグしながら比べられます。
Magic Revisionとは
作者は、テクスチャを直すたびに同じ問題に何度も当たっていたことから、このツールを作ったと書いています。前の版のほうが良かったのか、何を変えたのか、どの版が承認されたのか、すぐに戻せるのか、という問題です。Magic Revisionは版の保存、2Dと3Dでの比較、レビュー用のPDF書き出しまでをPainterの中で済ませるためのツールで、レイヤースタックを書き換えず、.sppファイルも上書きしません。ローカルで動き、オフラインでも使えます。
作者の紹介動画です。
作業を続けながらモデルの上で前の版と見比べる
保存しておいた版と、いま作業中のプロジェクトをモデルの上で比べる機能です。境目をドラッグして表示を切り替え、色や素材の質感、汚し、表面のディテールを、ライティングと素材の反応が付いた状態のまま確かめられます。

2Dでは変わった場所と割合まで出る
テクスチャを平面で比べるときは、ワイプ、左右並べ(Side by Side)、差分(Difference)、マスク(Mask)の4つの表示が使えます。チャンネルごとの比較もでき、変わった場所を確かめて、どれだけ変わったかを割合で見られます。

版にメモ・タグ・状態を付けて残す
保存するのは、1つまたは複数のテクスチャセットから書き出された結果のテクスチャです。版ごとにメモ、タグ、レビューの状態を付けられ、プレビュー画像は自動で作られます。複数のテクスチャセットを持つプロジェクトやUDIMのプロジェクトにも対応しています。

同じカメラと照明で見比べ、プロジェクトごと残すこともできる
Frozen Viewsはカメラ、ライティング、比較の設定を保存しておく機能で、どの版も同じ見え方に戻して判断できます。Checkpointsでは、プロジェクト全体の復元用コピーを任意で残せます。復元は新しいプロジェクトとして開くので、今のファイルは上書きされません。

承認の状態を付けて、PDFのレポートで共有する
版には下書き(Draft)、レビュー中(In Review)、承認(Approved)、却下(Rejected)の状態を付けられます。A/Bの比較画像、メモ、ヒートマップ、マスク、変化の割合を入れたPDFのレビューレポートを作れるほか、比較画像、変化のマスク、取り込んだテクスチャマップも書き出せます。作者は、アートディレクターからのフィードバック、リードのレビュー、クライアントへの提示、チーム内の引き継ぎといった場面を想定しています。

作者のAysu Hoşcan氏がXに投稿した発売の告知です。
価格・入手先
| 価格 | 14.99ドル(Individual)/ 33.99ドル(Indie・5人まで)/ 63.99ドル(Studio) |
| 対応バージョン | Substance 3D Painter 10.1+ |
| 作者 | Aysu Hoşcan |
| 入手先 | Gumroad |
執筆時点では発売記念の割引が出ていて、コード「LAUNCHDISCOUNT」で各ライセンスから4ドル引き(Individualは10.99ドル)になります。割引の終了日は書かれていません。購入後のダウンロードには使い方の解説動画も入っています。
管理人のひとこと
初めて見るツールです。アニメの仕事だとテクスチャは色の塗り分け程度で済むことが多く、Substance 3D Painterを開く場面はあまりありません。それでも、リテイクで「前の版のほうが良かった」と戻すやり取りはモデルの修正でもよくあります。古いファイルを探して開き直す手間を考えると、版ごとにメモと承認の状態を付けて並べておけるのは、修正の多い工程ほど助かりそうです。
気になったのは、普段の保存がプロジェクトそのものではなく、書き出した結果のテクスチャだという点です。見比べるだけならそれで足りますが、レイヤーごと戻したいときはCheckpointsで丸ごとのコピーを取っておくことになります。承認が出た版だけ丸ごと残す、という使い分けになると思います。



コメント