Rebelle 8.3|厚塗りの凹凸をハイトマップ書き出し、筆ごとの色ジッターも加えた無料アップデート

CG全般

Escape Motions は2026年8月、自然な画材の質感で描けるデジタルペイントソフト Rebelle のアップデート「Rebelle 8.3」を公開した。厚塗り(インパスト)の凹凸をハイトマップとして書き出す新機能や、テクスチャブラシの色を筆致ごとに揺らす Color Jitter などを追加している。Rebelle 8 のユーザーは無料でアップデートできる。

Rebelle とは

Rebelle は水彩・アクリル・油彩といった自然画材の挙動を物理的にシミュレートして描けるデジタルペイントソフト。絵の具のにじみや混色、厚塗りの盛り上がりなどをリアルに再現できるのが特徴で、イラストやマットペイントの制作に使われている。

筆致ごとに色を揺らす Color Jitter

Color Jitterで色を揺らしたテクスチャブラシの筆跡

テクスチャブラシに新しく Color Jitter(カラージッター)が加わった。色のばらつきを「筆先ごと」「スタンプごと」「ストロークごと」に設定でき、微妙な色の揺らぎが乗ることで、デジタルの筆跡がより自然で生き生きとした見え方になる。

選択と Quick Fill が対話的に

改良された選択ツールとQuick Fillの操作

選択ツールが改良され、Quick Fill(クイックフィル)と組み合わせて対話的に使えるようになった。選択範囲を作りながら塗りつぶしまでの操作がスムーズにつながる。

厚塗りの凹凸をハイトマップで書き出す

インパストの厚塗りが持つ凹凸。ハイトマップとして書き出せる

インパスト(厚塗り)機能が強化され、新しく「ハイトマップ書き出し(Heightmap Export)」に対応した。絵の具を盛り上げたストロークが持つ物理的な深さ(凹凸)の情報を、ハイトマップとして書き出せる。

なめらかになったグラデーション

バンディングが抑えられ、なめらかになったグラデーション

グラデーションの描画がなめらかになり、階調のつなぎ目に出やすいバンディング(縞)が目立ちにくくなった。

8.3 のその他の新機能

  • Rough Feather:ぼかしの質感を調整する機能
  • ステンシル/ストラクチャー/パスの角を固定する Lock Corner
  • テクスチャブラシの Scatter Count(散布数)と Random Flip(ランダム反転)
  • 複数選択とドラッグ&ドロップ操作の改善(Multi-Selection)
  • JPEG 書き出し時の背景色の指定
  • ステータスアイコンのカスタマイズ
  • ビジュアル設定のトグル表示

価格・入手先

Rebelle 8 は買い切り型で、Standard 版が $89.99、Pro 版が $149.99。今回の 8.3 アップデートは Rebelle 8 の全ユーザーが無料で適用できる。Rebelle 8 のコミュニティプロフィール、またはソフト内の Help > Update to 8.3 から入手できる。新機能の詳細はEscape Motions公式ブログで確認できる。

管理人のひとこと

Rebelle は塗りのソフトという印象が強いですが、今回いちばん気になったのは厚塗りの凹凸をハイトマップで書き出せるようになったところです。盛り上げたストロークの深さ情報をそのまま高さ情報として取り出せるので、ディスプレイスメントやノーマルの素材として3D側へ持っていける可能性があります。セルルックの背景で手描きの絵の具感を立体に落とし込みたいときなどに、試す価値がありそうです。執筆時点では公式ストアで『Rebelle 8 サマーセール』も告知されているので、これから触ってみる人はセール情報もあわせて確認しておくとよさそうです。

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