Autodesk Days 2026|Maya・3ds Maxの5日間が9月7日から。セルルックとリグの現場話が本命

CG全般

Mayaと3ds Maxのオンラインイベント「Autodesk Days 2026」が、2026年9月7日(月)から9月11日(金)まで開催されます。参加費は無料、オンライン開催です。主催はBorn DigitalとCGWORLD、協賛はオートデスク株式会社です。

Autodesk Days 2026のキービジュアル(画像: CGWORLD × Autodesk)
Autodesk Days 2026のキービジュアル(画像: CGWORLD × Autodesk)

日ごとにテーマが決まっていて、Day1が機能紹介とモデリング、Day2がゲームモーション、Day3とDay4がアニメ、Day5がリグです。全8セッションで、講演はいずれも16:00から始まります。

開催概要

  • 日程: 2026年9月7日(月)〜9月11日(金)16:00〜18:00
  • 参加費: 無料
  • 開催場所: オンライン
  • 主催: Born Digital、CGWORLD
  • 協賛: オートデスク株式会社
  • 申し込み: Born Digitalのサイトから。クリエイターズIDの登録が必要

スケジュール

日程時間テーマセッション
Day1 / 9月7日(月)16:00-16:45機能紹介Autodesk M&E 最新技術アップデート
17:00-17:45モデリングMayaで学ぶローポリキャラクターモデリング
Day2 / 9月8日(火)16:00-16:45ゲームモーションプロが教える「手付け」アニメーションの基礎
Day3 / 9月9日(水)16:00-16:45アニメ #1テレビアニメ3DCG制作の現在地と未来
Day4 / 9月10日(木)16:00-16:45アニメ #2リアルとアニメ的表現のバランス
17:00-17:45アニメ #2世界観とシンクロする3Dアニメーション
Day5 / 9月11日(金)16:00-16:45リグ機動警察パトレイバー EZY アセット整備班の日常
17:00-18:45リグリグトーーク! ~今のリグってどうなの!?~

Day5の2本目「リグトーーク!」だけは17:00-18:45と表記されていて、他のセッションより長く枠が取られています。

Day1(9月7日)機能紹介・モデリング

16:00-16:45|Autodesk M&E 最新技術アップデート

Day1の機能紹介セッション(画像: Autodesk)
Day1の機能紹介セッション(画像: Autodesk)

Maya 2027.2、3ds Max 2027.2、Flow Studioの最新情報を扱います。Mayaからは MotionMaker をユーザー自身のデータで学習できる新機能、3ds Maxからは3D Gaussian Splatting対応が挙がっています。登壇はオートデスク株式会社 テクニカルセールススペシャリストの吉田将宏です。

同セッションで扱われるFlow Studio(画像: Autodesk)
同セッションで扱われるFlow Studio(画像: Autodesk)

Flow Studioについては、AIを活用した映像・VFX制作とキャラクターアニメーションの可能性という切り口で紹介されます。

17:00-17:45|Mayaで学ぶローポリキャラクターモデリング ~用途から考えるモデル制作~

3DCGキャラクターモデラーの高部氏による講演です。書籍『ローポリで極めるキャラクターモデリング』(2026年・ボーンデジタル)で制作したモデルを題材に、イラストを再現するだけでなく「どこで使うか」を意識するとモデリングの考え方がどう変わるかを解説します。Mayaで見た目の土台を作り、Unityで絵作りをして、VRChatで確認しながら詰めていく流れが紹介されます。

Day2(9月8日)ゲームモーション

16:00-16:45|プロが教える「手付け」アニメーションの基礎

初級者向けの講演です。モーションキャプチャーが主流になった今のゲーム開発で、キャプチャーデータを調整・改造するために手付けの技術と理解が要る、という立て付けになっています。

  • 株式会社ニューロン・エイジ モーションデザイナー 建石哲矢 氏
  • 株式会社ニューロン・エイジ 人事部 課長 井原順司 氏

Day3(9月9日)アニメ #1

16:00-16:45|テレビアニメ3DCG制作の現在地と未来 ―セルルック表現と作品事例に学ぶ実践技法―

テレビアニメ制作における3DCGの役割、現場のワークフロー、効率化の考え方を扱います。セルルック3DCG特有の「リミテッドアニメーションらしい動き」をどう作るかについて、『阿波連さんははかれない』『サムライトルーパー』を事例に紹介されます。人材育成やAI・自動化を踏まえた今後の展望にも触れる内容です。

  • 株式会社FelixFilm CG制作部 3Dアニメーション課チーフ 3Dリードアニメーター 鈴木雅臣 氏
  • 株式会社FelixFilm 品質管理部 兼2D部 部長 3Dゼネラリスト 裾分雅明 氏

Day4(9月10日)アニメ #2

16:00-16:45|リアルとアニメ的表現のバランス「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」の爆発表現

戦闘シーンのCGエフェクトの一部が3ds MaxのtyFlowとAfter Effectsで作られていて、IKIF+でのシステム開発の変遷と、実際のカット作業の様子が紹介されます。内容として、カットの初期と最終形の映像比較、爆発エフェクトの基本システムの解説、監督や作画監督からの要望、指示を受けて工夫したシステムの変遷が挙げられています。

  • IKIF+ CGアーティスト 宍戸光太郎 氏
  • IKIF+ CGプロデューサー 濱中裕 氏
  • 株式会社バンダイナムコフィルムワークス 設定制作 秋山李助 氏

17:00-17:45|世界観とシンクロする3Dアニメーション

『ALL YOU NEED IS KILL』(アニメーション制作: STUDIO4℃)が題材です。作品のデザインや演出意図に合わせてアニメーションにどれだけの情報量を持たせるかを、キーフレーム、ポーズと表情、セカンダリといった要素から解説し、レイアウトからポリッシュまでの各工程で何をするかにも触れます。

  • 合同会社アニメ合金・V アニメーションディレクター 得丸尚人 氏
  • 合同会社アニメ合金・V アニメーションスーパーバイザー 東郷拓郎 氏
  • 合同会社アニメ合金・V アニメーター 太田杏奈 氏

Day5(9月11日)リグ

16:00-16:45|機動警察パトレイバー EZY アセット整備班の日常

同作のアセット管理を扱う講演です。アセットの数自体は多くないものの、セットアップが複雑なぶん、更新時や派生アセットの作成時に工数がかかるとのこと。その対応に重点を置いて、本作向けに作ったリグシステムと、そこへ至るまでの経緯が語られます。

  • 株式会社GAZEN リガー 久保圭之 氏
  • 株式会社GAZEN CG監督 森泉仁智 氏

17:00-18:45|リグトーーク! ~今のリグってどうなの!?~

座談会形式のセッションです。CG映像監督の森江康太氏がMCを務め、「ツールごとの違いって?」「リグって重くない?」といった話題を扱います。

  • 株式会社MORIE 映像家 / CGクリエイター 森江康太 氏(MC)
  • 株式会社ジェットスタジオ チーフディレクター 赤崎弘幸 氏
  • リブゼント・イノベーションズ株式会社 BACKBONE事業部 リグコンサルタント 福本健太郎 氏

申し込み

申し込みはBorn Digitalのサイトから行います。クリエイターズIDの登録が必要で、アカウントがない場合は新規登録から始める形です。セッションの詳細はAREA JAPANのイベントページにまとまっています。

管理人のひとこと

テーマが日ごとに分かれているので、全部追わずに必要な日だけ取りに行けるのがありがたい構成です。アニメCGの実務という意味では、Day3のセルルックとDay5のリグ2本が本命だと思います。

特にDay5前半は、パトレイバー EZYのアセット数は多くないがセットアップが複雑で、更新や派生のたびに工数がかかる、という入り口の説明がそのまま身に覚えのある話でした。リグそのものの作り方より、更新に耐える形にどう持っていったかのほうが聞きたいところです。

Day1の機能紹介で3ds Max 2027.2のガウススプラット対応が取り上げられるとのことなので、先に3ds Max 2027.2の記事を読んでおくと話が早いかもしれません。

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