※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれており、リンク経由で商品が購入された場合、当サイトに紹介料が入ることがあります。
背景イラストレーターのカミワダ テル氏が2026年9月4日、Blenderで洋風の中庭を作る解説付きメイキング動画「【解説付き背景メイキング】Blenderで作る洋風の中庭風景」を自身のYouTubeチャンネルで公開しました。柱と手すりのモデリングからライティング、最後のPhotoshopでのレタッチまでを13分46秒にまとめた構成で、途中で使っているアドオンとアセットもタイムコード付きで開示されています。
カミワダ テル氏とは
カミワダ テル氏は2025年から背景イラストレーターとして活動していて、自身のYouTubeチャンネルで解説付きの背景メイキングを公開しています。Colosoの講座紹介では、3DCGの利便性と2Dレタッチの繊細な表現を融合させ、独自の幻想的な世界観を構築するイラストレーターと紹介されています。
今回の中庭のほかに「近未来型環境シミュレーション施設」「雪山の巨大球体」といった回があります。「マテリアルノードを使った提灯の質感表現」のように技法単体を扱った回も混じります。有料の講座としては、Colosoで「再現しながら学ぶBlenderでゼロから作る幻想的な背景制作」が販売されています。
13分の内訳
動画にはチャプターが振られていて、どの工程にどれだけ時間を割いているかが最初から見えます。区切りは次のとおりです。
- 00:21 柱と手すりの作成
- 01:35 モデルの配置と他パーツの作成
- 02:41 シーン全体のレイアウト
- 03:30 ディティールとマテリアルの調整
- 05:32 細かい部分の調整
- 06:44 ワールド設定・ライティング
- 08:28 アセットモデルの配置と最終調整
- 11:16 Photoshopでのレタッチ
モデリングにあたる前半が3分半ほどで、残りの10分がマテリアル・ライティング・配置・レタッチに充てられています。1本の背景が仕上がるまでの時間配分がそのまま見て取れる並びです。
寸法は序盤からシビアに決めている
カミワダ氏は動画の概要欄で、寸法について「動画では伝わりづらいかもですが、寸法に関しては序盤からかなりシビアに決めてます」「あとから変えるとなるとホント大変なので」と書き添えています。動画本編では触れきれない部分を、わざわざ文章で補足している箇所です。
使っているアドオンとアセット
概要欄には、Blender内で使ったアドオンとアセットが登場するタイムコード付きで並べられています。どのツールがどの工程で出てくるかを先に把握してから見られる形です。
- One Click Damage(3:49〜): エッジに傷みを付けるアドオン(vfxguide)
- Poly Haven(4:38〜): CC0のHDRI・テクスチャ・モデル配布サイト
- Botaniq(8:32〜): 樹木と草のライブラリ(polygoniq)
- vegetation(8:32〜): 樹木と植物のライブラリ(Bproduction)
- Geo-Scatter(9:25〜): 散布アドオン(bd3d)
- Fluent : Materializer(10:28〜): マテリアルを組むツール(cg-thoughts)
エッジの傷みを付けるOne Click Damageとマテリアルを組むFluent : Materializerがディティール調整の時間帯に、植生のBotaniq・vegetationと散布のGeo-Scatterがアセット配置の時間帯に固まっています。
制作環境
使用ソフトはBlender 5.0.1とPhotoshop 2026の2本です。マシンはCPUがAMD Ryzen 7 9800X3D、GPUがGeForce RTX 5080、メモリ64GBと概要欄に記載されています。
管理人のひとこと
いちばん刺さったのは、寸法を序盤からシビアに決めているという話でした。背景を渡したあとでカメラを引いたら建具の高さが人物と合わない、という類の手戻りは、工程が進んでからだと直すのが本当に面倒です。動画では伝わりづらいから、と概要欄のほうに書き添えられている一文です。
時間配分の見え方も参考になります。モデリングが3分半で、残りの10分がマテリアルとライティングと配置とレタッチというのは、形が立ち上がってからのほうが長いという実感と合っています。アセットをどこで足しているかがタイムコードで分かるので、自分の手順と突き合わせながら飛ばし見できるのもありがたいところです。
気になっていたアドオンが実際に動いているところを見られたのも収穫でした。Fluent : Materializerは10分28秒あたりから出てきます。



コメント