Image to 3D|画像1枚から3Dモデルを作る、クラウド不要のBlenderアドオン

Blender

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Auto UnwrapやModeling Toolkitを出している3DRedBox StudioのMilad Kambari氏が、画像1枚からテクスチャ付きの3Dモデルを作るBlenderアドオン「Image to 3D」を10月末にSuperhiveで発売しました。生成は自分のPCのGPUで行い、クラウドへのアップロードやクレジットの購入は要りません。価格は18ドルの買い切りです。

Image to 3Dとは

画像から3Dを生成するAIを、Blenderのビューポートに出るカード型のUIから使うアドオンです。生成に使うエンジンは、TRELLIS・Pixal3D・Hunyuanの3つから選びます。4つめのHi3Dは、作ったモデルにディテールを足すときに使います。AIモデルは最初にダウンロードしておき、そのあとはオフラインで動きます。読み込んだ画像がPCの外に出ることはありません。

画像1枚から、テクスチャ付きのモデルができる

カードに画像をドラッグして「Generate 3D」を押すと、数分後にはテクスチャ付きのメッシュがシーンに入ります。背景の切り抜きもアドオンが自動で行うので、事前に画像を加工しておく必要はありません。3つのエンジンには、次のような違いがあると作者は説明しています。

  • TRELLIS:速く、細かいディテールが多い。既定のエンジン
  • Pixal3D:画像に写っている見た目にいちばん近い形になる
  • Hunyuan:形がいちばんきれいで、テクスチャの質も高い。別アングルの画像を追加できる唯一のエンジン
Blenderのビューポートにオークの頭のモデルが生成され、右のカードに入力画像と生成設定が並ぶ
画像をカードに入れて生成した例(画像:Image to 3D 商品ページより)

ポリゴン数とテクスチャの解像度を、自分で決められる

メッシュの面数は5,000から2,000,000までの範囲で指定でき、作者は200,000から始めるのを勧めています。テクスチャは1K・2K・4Kから選べ、テクスチャなしで形だけを出すと生成がかなり速くなります。品質はFast・High・Ultraの3段階で、UltraにはVRAM 12GBが必要です。8GBのGPUではHighに切り替わります。同じ画像からSeedを変えて、別の形を出し直すこともできます。

写真1枚から生成した、テクスチャ付きの男性の頭部モデルとシェーダーノード
写真1枚から生成した頭部(画像:Image to 3D 商品ページより)

別アングルの画像を足すと、形の精度が上がる

Hunyuanを選んだときは、同じ物を写した画像を追加できます。大きい枠に正面を入れ、Left・Right・Backと書かれた枠にそれぞれの向きの画像を入れます。画像が多いほど、形とテクスチャが正確になります。TRELLISとPixal3Dは画像1枚だけで生成します。

正面の画像に加えて左右と背面の画像を枠に入れ、鎧の胸像を生成したBlenderの画面
Hunyuanで別アングルの画像を足した例(画像:Image to 3D 商品ページより)

作ったモデルに、あとからディテールを足せる

生成したモデルには、1クリックで使える仕上げが2つあります。Enhance Detailは、既存のモデルにHi3Dを使って表面の細かいディテールを足します。形は作り直さず、テクスチャは描き直します。Enhance Textureはテクスチャだけを鮮明にします。

岩の怪物の胸像モデルに、Enhance Detailで表面のディテールを足していくBlenderの画面
Enhance Detailでディテールを足す(画像:Image to 3D 商品ページより)

生成時間と必要なPC

作者が4Kテクスチャ・200,000面の条件で測った時間は、RTX 4070 Ti(VRAM 12GB・メモリ64GB)でTRELLISのFastが1分21秒、Highが2分32秒でした。Enhance Detailは4分32秒です。推奨環境の下限にあたるRTX 4060クラス(VRAM 8GB・メモリ16GB)では、GPUで動く処理がおよそ2倍強かかる見込みで、TRELLISのHighは約4分45秒としています。PCの性能で変わるのは待ち時間だけで、どの環境でも同じモデルとテクスチャができます。生成はBlenderとは別のプロセスで動くので、待っているあいだもBlenderで作業を続けられます。

AIモデルは容量が大きいため、アドオンの「Downloads」タブからエンジンごとに選んでダウンロードします。TRELLISが16.8GB、Pixal3Dが25.2GB、Hunyuanが18.6GBで、すべて入れると約90GBになります。保存先のドライブは自由に選べ、途中で止めても続きから再開できます。

使った人の反応

発売の数日後に、ツイセキマテリアル氏がGrokで描かせた怪人のイラストを入れて試しています。1枚の画像から裏側まで違和感なく出てきたことに驚いています。最低品質で出力したこともあり、そこからリトポしていくなら別のツールを使う前提がいいのかも、とも書いています。

価格・入手先

価格18ドル
対応バージョンBlender 4.2〜5.2
対応OSWindows(NVIDIAのGPU・VRAM 8GB以上、メモリ16GB以上を推奨)
ライセンスGPL
作者Milad Kambari(3DRedBox Studio)
入手先Superhive

AIモデルのダウンロード手順とエンジンごとの容量の一覧は、商品ページにまとまっています。作者によるレビュー動画も公開されています。

管理人のひとこと

画像から3Dを出すツールは、ModlyやComfyUIでも取り上げてきましたが、どちらもBlenderとは別のアプリでした。Blenderの中で生成でき、待っているあいだも作業を止めずに済むのはこのアドオンの良い所です。エンジンごとに分けて落とせるとはいえ、全部入れると90GBあるので、まずはTRELLISだけで試すことになりそうです。

生成したモデルを仕事で使うのは、まだしばらく先だと思います。それでも、作者のAuto Unwrapと組み合わせたときに、どこまで手を入れずに使える形になるのかは気になります。

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