Packer-IO 1.5|UVパッキングが最大2倍速くなった無料ツール、Blenderからも使える

ジェットエンジンのモデルのUVを、Packer-IO 1.3では90秒、1.5では50秒でパッキングした比較 CG全般
Packer-IO is a free standalone application for automatic UV packing and UV map management, combining fast space-efficient layouts, texel-density and UV-tile workflows, 3D preview, and cross-format model import and export on Windows and macOS.

ドイツの3d-ioが、無料のUVパッキングソフト「Packer-IO」の1.5を10月29日に公開しました。アイランドの並べ方を見直し、パッキングが最大で2倍速くなっています。WindowsとmacOSで動くスタンドアロンのアプリで、無料の連携アドオンを入れればBlenderのUVエディターからも使えます。

Packer-IOとは

展開済みのUVアイランドを自動で並べ、UVの空きを減らすためのアプリです。どのDCCツールから書き出したモデルでも読み込め、数千のアイランドや数百万ポリゴンのモデルも扱えます。アイランド同士の間隔(パディング)は正確に計算して均等に振り分けるので、重なりは出ません。1.2では実寸の単位とテクセル密度の指定、1.3では大きいアイランドの隙間に小さいアイランドを詰める処理の改良が入っています。UVを展開する機能は無く、パッキング専用のツールです。

1.5では、パッキングにかかる時間が最大で半分になった

1.5では、アイランドを置いていく仕組みが新しくなりました。特に、似た形のアイランドが続く場合の並べ方がよくなり、UVの空きも減っています。公式の比較では、ジェットエンジンのモデルが1.3の90秒から50秒に、時計塔のモデルが22秒から10秒に短くなっています。

時計塔のモデルのUVを、Packer-IO 1.3では22秒、1.5では10秒でパッキングした比較
時計塔のモデルでの1.3と1.5の比較(画像:UV-Packer公式サイトより)

描画はWindowsではDirectX、macOSではMetalを使うようになり、画面の動きが滑らかになりました。UIも作り直され、複数の表示言語をアプリの中で切り替えられます。前処理が極端に遅くなる問題や、UVチャンネルが壊れたglTFファイルを読み込めない問題も直っています。

BlenderのUVエディターから、書き出さずに使える

Blenderでは、無料のエクステンション「UnwrellaConnect」を入れると、UVエディターからPacker-IOを呼び出せます。モデルの書き出しと読み込みは裏で行われるので、手で行き来させる必要はありません。動かすには、同じPCにPacker-IOか、3d-ioの有償の展開ツールUnwrella-IOが入っている必要があります。Packer-IOと組み合わせた場合はパッキングだけが無料で使え、展開まで使うにはUnwrella-IOが要ります。UnwrellaConnectは、以前のUV-Packer for Blenderに代わるものです。

BlenderのUVエディターで、岩のクリーチャーのUVアイランドをUnwrellaConnect経由でパッキングした画面
BlenderのUVエディターからUnwrellaConnectで使う(画像:UV-Packer公式サイトより)

価格・入手先

価格無料(商用利用可)
対応OSWindows 10以降 / macOS 10.15以降
Blender連携UnwrellaConnect(Blender 4.2以降・MITライセンス)
開発元3d-io
入手先Packer-IO / UnwrellaConnect

同じエンジンを使った無料のUV-Packerは、3ds Max用とUnreal Engine用のプラグインも引き続き配布されています。UnwrellaConnectの使い方は、3d-ioの紹介動画で見られます。

管理人のひとこと

背景の建物やプロップは、アイランドの数が数百を超えることも珍しくないので、パッキングが倍速くなるのは素直にうれしいです。無料で商用にも使えるので、手元のパッキングと詰め具合を比べてみる価値はありそうです。

BlenderならUVエディターから呼べて、3ds Max向けにも同じエンジンのUV-Packerがあるので、どちらのソフトでも使い分けずに済みそうです。

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