ねこおもち氏(@neko_omochi_vrc)によって開発された、買い切りタイプの3Dテクスチャペイントツール「Texture Studio」のWindows版がリリースされました。テクスチャ制作の全工程を1つのツールで完結できる、多機能な点が特徴です。
Texture Studioとは
Texture Studioは、3Dモデルに直接ペイントできる買い切り型のテクスチャ制作スタジオです。モデルの読み込みからペイント、ベイク、ノード構築、アニメシート書き出しまで、テクスチャ制作に必要な一連の作業をこのツール一つで行えます。月額課金制のプロ向けツールに手が出しにくかったクリエイターにとって、一度購入すれば永続的に利用できる点が魅力です。

主な特徴
- 多彩なペイント機能:3DモデルやUV展開されたテクスチャに直接ペイントが可能。65種類のブラシ、筆圧対応、左右対称・放射対称・投影ペイント、クローンスタンプ、手ブレ補正、直線・多角形ツールなどを搭載。
- 柔軟なレイヤーとマスク機能:レイヤーやフォルダでの管理、クリッピングマスク、PSDファイルへの対応。非破壊のレイヤー参照(アンカー)機能も備え、マスク描画や反転、プリセット共有も可能です。
- スマートマテリアルと効果ライブラリ:57種のスマートマテリアル、48種のスマートマスクにより、金属、布、革、汚しといった質感をワンクリックで適用。上位パラメータでの調整や、153種の効果(ジェネレータ、フィルター、演算)を重ねて利用できます。
- ノードベースの手続きテクスチャ:ノードグラフによる手続きテクスチャの構築が可能。公開パラメータでアセット化したり、DAG評価で分岐・合流に対応。作成したグラフは.tsnode形式で書き出し・共有できます。
- 高精度なメッシュマップ&ベイク機能:AO、曲率、厚み、法線、位置、IDなどをGPUでベイク。トゥーン陰影や髪の「天使の輪」ハイライト、ライト/環境反射ベイク、ハイポリ→ローポリのディテール転写も可能です。
- 写真からのテクスチャ生成:写真の一部を4点指定で正面化し、アトラス化やシームレス化。抽出結果からPBRマップ(height/normal/roughness)を自動生成し、レイヤーやライブラリへ追加できます。
- テクスチャシートアニメ書き出し:フリップブック形式で炎、煙、爆発などのアニメーションを生成。時間駆動で必ずループするアニメーションをスプライトシートとして書き出し、VRChatやUnityのパーティクル素材などに活用できます。
- 幅広いファイル対応と書き出し:FBX, OBJ, glTF, PSD, 画像ファイルなどを読み込み可能。Unity, Unreal, Blender, Maya, VRChat向け(lilToon/Poiyomi)など、主要エンジンやプラットフォームへの書き出しに対応。最大8K、UDIM、Matcap、テクスチャ同梱書出もサポートします。
- 日本語ネイティブ環境:UI、ヘルプ310項目、ガイドツアーまで日本語に対応(英・中・韓もサポート)。初めてのユーザーでも迷わないよう、オートセーブや無制限のUndo/Redo機能を標準搭載。
- GPUネイティブ設計:高解像度でもサクサク快適に動作するGPUネイティブ設計。Windows 10/11(64bit)対応、メモリ8GB以上推奨、VRAM 4GB以上の専用GPUがあると高解像度編集が快適になります。

価格・入手先
| 価格 | ¥6,980(2026年7月時点の通常価格) |
| 対応OS | Windows 10/11(64bit) |
| 入手先 | BOOTH |
機能の詳細・購入はBOOTHをご覧ください。
管理人のひとこと
今回リリースされたTexture Studio、買い切りでこの機能群は非常に魅力的だと感じました。特に、Blender連携でリアルタイムに編集内容が反映される機能や、スマホを液タブのように使える点は、作業効率を大きく向上させられそうです。個人的には、Pencil+4やArnoldでのレンダリングを想定して、ラインの乗りやすいシェーダー構築や、マットキャップの活用といった点も気になります。UDIM対応や8K出力もできるとなると、背景アセット制作の現場でも活躍の場があるかもしれません。MacOS版のリリースが遅れているのは残念ですが、Windowsユーザーにとっては有力な選択肢になりそうです。なお、7月17日までは早期購入特典で¥3,980(通常¥6,980)になるセール中とのことなので、気になる方はお早めにチェックしてみてください(終了時期は変更される可能性があるため購入前に要確認)。正直、Substance Painterなど他の本格テクスチャツールと比べるとかなり手頃な価格帯だったので、気になって私も試しに購入してみました。使用感はまた別記事でレポートできればと思います。




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