ゲームの3Dモーションデザイナー、碧天氏(@HekiTen10)が、Maya用のコンストレイント設定ツール「Create_Constraint_Tool」をnoteで無料公開しています(2026年8月31日公開)。複数の親と子をリストに登録しておき、上から順にまとめてコンストレイントをかけるPythonスクリプトです。
碧天氏がXに投稿した紹介動画がこちらです。
親と子をリストで並べて、軸ごとにつなぐ
noteで紹介されているツール画面の機能は次のとおりです。
- 親・子のリスト管理 アウトライナで選んだ複数のオブジェクトをワンクリックで親・子のリストに登録。順序の入れ替えや、個別にリストから外す操作も可能
- 接続済みの相手を選択 リストで選んでいるオブジェクトと、すでにコンストレイントでつながっている相手をアウトライナ上で選択
- 未接続の削除 コンストレイントがかかっていない項目をリストから自動で外す
- 種類と軸の指定 Point・Orient・Scale・Parentに対応し、X・Y・Zのどの軸にかけるかをチェックボックスで指定
- オフセット保持 Maintain Offsetのオン・オフを切り替え
- リストの保存 よく使う組み合わせをテキストファイル(.txt)に書き出し・読み込み
スクリプトはコードの各行に詳しいコメントを入れたうえで全文公開されていて、カスタマイズしやすいようにしたと碧天氏は書いています。
使い方は3ステップ
親にしたいオブジェクトを選んで「選択を親に追加」、子にしたいオブジェクトを選んで「選択を子に追加」を押して登録します。次にコンストレイントの種類と有効にする軸にチェックを入れ、「リスト順に一括コンストレイントを適用」を押すと、リストの上から順に接続されます。
価格・入手先
| 価格 | 無料 |
| 対応バージョン | Maya 2023以降推奨 |
| ライセンス | 無断転載・再配布禁止 |
| 作者 | 碧天 |
| 入手先 | note |
配布はPythonファイル(Create_Constraint_Tool.py)1本で、noteの記事末尾からダウンロードできます。Mayaのスクリプトエディタに貼り付けて使う形です。
管理人のひとこと
うちはモデリングからセットアップまで担当するので、コンストレイントを組む場面はそれなりにあります。剣や鞄のような持ち物を手に付けるときなど、親と子を一組ずつ選んで実行するのを何度も繰り返しています。組み合わせをテキストに書き出しておけるので、同じ構成を別のキャラクターで組み直すときの手間は減りそうです。
3ds Maxだと、大翔士(Takashi Koide)氏が2015年に公開したMulti Assign Constraintが同じ発想でした。従属側とターゲットをリストに登録して、まとめて適用する形です。欲しくなるものは10年経っても変わらないんだなと思います。コードに1行ずつコメントが付いているのも、MAXScriptで似たツールを書くときの参考になります。



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