cvELD ShellFitBrush|服の浮きや縁をブラシで直すBlenderアドオン

Blender

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服と体の食い込みを直すBlenderアドオン「cvELD ShellFit」の作者Land-Y氏(cvELD)が、ブラシで服の形を直していく姉妹アドオン「cvELD ShellFitBrush」をSuperhiveで公開しました。公開は2026年9月11日で、執筆時点のバージョンは1.0.2です。

浮いた布を体に寄せる、リボンを動かす、ガタついた縁を整える、といった仕上げの作業を、見ている場所でブラシを当てて行う道具です。ShellFit本体がなくても単体で動きます。対応はBlender 4.5〜5.2、価格は9.99ドルです。

作者による紹介動画がこちらです。

ブラシで体に沿わせ、厚みのある飾りは形を残す

中心になるのがShell Fitのブラシです。スポイトで体(またはインナーの服)をターゲットに選び、Offsetですき間、Fit Reachで探す距離を決めて、服や飾りを表面に寄せます。厚みのある飾りを寄せるときはPreserve Shapeを有効にすると、奥行きを保ったまま動かせます。

服に付いたリボンをブラシで動かし、Preserve Shapeのオフとオンで形の残り方を比べている録画(画像: cvELD)
リボンを動かすときのPreserve Shapeのオフとオンの比較(画像: cvELD)

盛り上がった帯のように、薄い布とは扱いを変えたい部分でも同じくPreserve Shapeを使います。メッシュの開いた縁を動かしたくないときは、別のPin Boundaryで固定します。製品ページは、形の保持はあくまで近似で、完全に固定するものではないと断っています。

盛り上がった服の帯にPreserve Shapeを有効にしてブラシを当てている録画(画像: cvELD)
盛り上がった帯を寄せるときのPreserve Shapeのオフとオンの比較(画像: cvELD)

選んだ部分だけに効かせる

ジオメトリーを選択してからUse Selection as Maskを有効にすると、選んだ範囲だけが動き、周りの選択していない頂点はその場に残ります。Connected OnlyやIntersecting Islandsで、効かせる範囲をさらに絞れます。ブラシの半径・減衰・シンメトリーの設定もそのまま使えます。

選択範囲をマスクにして、選んだ部分だけをブラシで動かしている録画(画像: cvELD)
Use Selection as Maskで、選んだ部分だけを動かす(画像: cvELD)

詰まった頂点の間隔をならす

仕上げ用に、頂点の並びを整えるブラシもあります。Spaceは詰まった列の間隔を均等にするブラシで、方向か基準のエッジを指定してメッシュの流れに沿わせます。凹凸のあるパネルにはFlatten、小さなでこぼこにはSmoothを使います。

Spaceブラシで不揃いな頂点の列が均等な間隔に並び直る前後の比較(画像: cvELD)
Spaceで詰まった頂点の間隔をならす(画像: cvELD)

ブラシは、自由に動かすGrab、膨らませるInflate、体積の目減りを抑えるSmooth、ターゲットの表面に沿って滑らせるShell Fit Move/Relaxなどが揃っています。保存しておいた形に向かって戻すRestore Shapeのブラシもあります。

使える範囲と制限

動作するのは編集モードと、ウェイトペイント・テクスチャペイント・頂点ペイントのモードです。製品ページの「Know the limits」には、次の点が挙がっています。

  • Blender標準のスカルプトモードと画像エディターには非対応
  • 形の保持は近似なので、狭いすき間は貫通していないか確かめる
  • 編集するのは元のメッシュで、モディファイアで生成された頂点は個別に動かせない
  • Part Repairは実験的な機能
  • Restore Shapeは体とのすき間までは守らない

ShellFit本体は1.3.3に

自動で食い込みを直す本体のcvELD ShellFitも更新が続いていて、執筆時点では1.3.3です。1.3.2ではミラーモディファイアを使ったときのフィットが修正され、1.3.3では閉じた袖口の厚み検出が改善されたほか、貫通箇所を確認して直すPenetration Inspectorが加わりました。本体で全体を合わせ、残った部分をブラシで詰める、という分担になります。

価格・入手先

価格9.99ドル
対応バージョンBlender 4.5〜5.2
ライセンスGPL v3以降
作者Land-Y(cvELD)
入手先Superhive

動作確認はWindowsのBlender 4.5.0と5.2.1で行われています。図解付きのマニュアルは英語と日本語があり、サポートはSuperhiveのContact Creatorか作者のX(@cvELD_info)で受け付けています。

管理人のひとこと

ShellFitを紹介したときに、自動で合わせたあとの細かいところは結局手で直すことになりそうだと思っていたので、そこをブラシで埋めてきた形です。袖口やリボンの浮きを直すとき、今はプロポーショナル編集で少しずつ寄せていますが、体の表面に沿って滑らせられるなら手数はかなり減りそうです。

スカルプトモードではなく編集モードで動くのも、ローポリの服をいじる身としてはありがたいところです。トポロジーを見ながらそのまま触れます。

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