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Blenderの3Dビューポートのサイドバーから、目標ポリゴン数や密度、エッジの流れを指定してクワッド化を実行できるアドオン「Quadremsh Tools for Blender」がGumroadで販売されています。販売元はSyncTools Proです。
先に押さえておきたい点として、販売ページのバナーとFAQには、このアドオンがBlenderに標準搭載されているQuadriFlowを土台にしている旨が明記されています。アドオン自体は通常のBlender用zipとしてインストールし、選択したメッシュに対してBlender側のリメッシュ処理を呼ぶ構成です。新しいリメッシュアルゴリズムを積んだものではなく、その周りの操作と設定をサイドバーに集約したもの、と読むのが正確だと思います。

サイドバー1枚に設定をまとめる

Nパネルの「Quadremsh Tools」タブに、目標の指定、密度、アダプティブ、ハードエッジ、対称、フローガイド、進捗表示が縦に並びます。目標はCount(面数)、Ratio(比率)、Density(密度)の3つから切り替える形です。
保持できる属性としてハードエッジ、マテリアルグループ、UV、スムーズグループ、頂点カラー、フェイスセットが並んでいます。ハードエッジの扱いはAuto・Marked・Offの3択で、角度のしきい値を指定できます。
エッジの流れをカーブで指定する

カーブオブジェクトを選んでエッジの流れを誘導する「フローガイド」があり、強さをスライダーで調整できます。公開されている作例では、0で無効、0.3で弱く、1.0で強くカーブに沿う形が並べられています。サーフェス上に直接描く、あるいはエッジから抽出するボタンも用意されています。
リメッシュ後の処理としてヒストリと再投影があり、ヒストリは最初のリメッシュ以降に記録される、と表示されています。
公開されている処理時間

販売ページの作例では、24万ポリゴン超のシワの入った布を、5,000ポリゴンで0.3秒、2,000ポリゴンで0.27秒と表示しています。いずれも販売元が自分の環境で計測したもので、比較環境の詳細は書かれていません。

Blender標準のQuadriFlowとの比較画像も置かれていて、ウサギのモデルで標準が10,934クワッド、このアドオン側が11,289クワッドとなっています。結果のトポロジー自体に大きな差を主張する内容ではありません。
販売ページには操作を通しで見られるデモ動画が置かれています。
価格・入手先
- Trial ¥0 — 基本のクワッドリメッシュの流れを試す版
- Plus ¥1,908 — 日常的なリメッシュ向けのコアツールセット
- Pro ¥3,180 — 複雑なメッシュ向け。5つのUIプロファイル付きで、トポロジー・密度・エッジフロー・ヒストリ・再投影をより細かく制御可能
金額は日本からGumroadを開いたときの表示です。為替に合わせて換算されるため、日によって数円動きます(2026年8月26日時点の確認)。
対応はBlender 4.2以降で、Windows・macOS・Linux。ライセンス認証やマシン固定はなく、使用期限もありません。商用利用は可能です。購入したバージョンを使う形で、今後のアップデートの提供は販売先の方針に従うと書かれています。売上の10%をBlender Foundationに寄付するとも記載されています。
販売はGumroadです。
管理人のひとこと
初見のアドオンです。まず確認したほうがいいのは、クワッド化の中身はBlenderに元から入っているQuadriFlowだという点で、これは販売元自身が書いています。つまり買う対象は結果の質ではなく、目標値・密度マップ・フローガイド・属性の保持を1つのパネルにまとめた操作のほうです。
そこに価値を感じるかどうかは、リトポの回数で決まると思います。標準のQuadriFlowはオペレータパネルから叩く形で、密度やフローの指定を毎回組み直すのが手間になる場面はたしかにあります。週に何度も回すなら、Trialが無料で置かれているので、そこで自分の作業が実際に短くなるかを確かめてから判断するのが確実です。
同じクワッドリメッシュ系だと、AutoRemesher 1.1は独自のパラメタライザを持つオープンソースのスタンドアロンなので、比較対象としてはそちらのほうが性格が近いかもしれません。



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