SN CreaseColor/PolyVertSelector|クリースを色で見せる、三角面とNゴンを拾う3ds Max用スクリプト

3dsMax

アニメ会社でモデラーをしている瀬波つるぎ氏が、3ds Max用のスクリプト「SN CreaseColor」と「SN PolyVertSelector」を2026年9月27日にnoteで公開しました。CreaseColorはクリースの強さをビューポート上で色分けして見せるもの、PolyVertSelectorは三角面やNゴンを条件で検出して選択するものです。作者のXでは、ひとまず9月30日まで無料で配布すると告知されています。

SN CreaseColor:クリースの強さが色で分かる

SN CreaseColorは、エッジに設定したクリースの強度に応じて、オブジェクトを自動で色分け表示するスクリプトです。作者は、3ds Maxの標準機能ではビューポート上でクリースの状態を確認できないことを挙げ、オブジェクトを選択したときにクリースの強さを見た目で把握できるようにした、と説明しています。

クリース値0.1から1.0まで10個の立方体を並べ、エッジの色が青から緑・黄・オレンジ・赤へ変わっていく比較図(画像: 瀬波つるぎ)
クリース値ごとの色分け(画像: 瀬波つるぎ)

作例では、クリース値0.1から1.0までを青系から緑・黄色・オレンジを経て赤へと段階的に塗り分けています。ツールバーに置いたボタンでオン・オフを切り替え、Ctrlを押しながらボタンをクリックするとオプションが開きます。

  • 裏側のエッジも透かして表示
  • 色分けの無効化(緑色で統一)
クリース表示オプションのダイアログ。「裏側のエッジも透かして表示する」「色分けを無効にする(緑色で統一)」の2つのチェックボックス(画像: 瀬波つるぎ)
オプション画面(画像: 瀬波つるぎ)

なお、Ctrl+クリックでオプション画面を開くには、事前に[カスタマイズ]>[UIレイアウトをロック]にチェックを入れておく必要があると注意書きがあります。

SN PolyVertSelector:三角面やNゴンを条件で拾う

SN_PolyVertSelectorの紹介画像。無人機のモデルのポリゴンが赤く選択表示されている(画像: 瀬波つるぎ)
SN PolyVertSelector(画像: 瀬波つるぎ)

SN PolyVertSelectorは、Nゴンや三角面など、指定した条件に一致するポリゴンを自動で検出して選択するスクリプトです。作者は、クリーンナップの段階で意図しない三角面や5角形以上のポリゴンを素早く見つけるためのものとしています。設定はパラメーター3つだけです。

  • ターゲット頂点数:検出したいポリゴンの頂点数
  • 完全一致で検索:オンで「指定数のみ」、オフで「指定数以上」
  • 選択中の面のみ対象:オンで現在の選択範囲内だけを検索
PolyVertSelectorのウィンドウ。ターゲット頂点数、完全一致で検索、選択中の面のみ対象の設定と、検出&選択ボタン(画像: 瀬波つるぎ)
設定画面(画像: 瀬波つるぎ)

設定したあとに[検出&選択]ボタンを押すと、該当するポリゴンが選択された状態になります。頂点数を5にして完全一致を外せば、5角形以上をまとめて拾えます。

価格・入手先

価格無料(9月30日まで)
作者瀬波つるぎ
入手先note(SN CreaseColor) / note(SN PolyVertSelector)

無料配布の期間は、作者のX投稿で「いったん9月30日まで」とされています。10月以降の扱いは告知されていません。どちらもバージョン1.0で、配布ファイルとインストール手順は各noteの記事にまとまっています。

管理人のひとこと

クリースは入れた数値が形にしか出てこないので、ハードサーフェスの折り目を詰めていくと、どのエッジにいくつ入れたかを後から追うのが大変になります。色で見えれば、入れ忘れや、1.0のつもりで0.5のまま残っているエッジを探すのが楽になりそうです。

PolyVertSelectorのほうは、モデルを渡す前のチェックでそのまま使えます。完全一致を外して5以上にしておけば、キャラクターの髪や服の端に紛れたNゴンもまとめて拾えるので、書き出し前にひと通り流しておく使い方が合っていると思います。

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