ZBrushのような専用ソフトに持ち出さずに、3ds Maxの中だけでデジタルスカルプトを可能にするモディファイア「Mesh Sculpt modifier」が、開発者のMihail Lupu氏によってティーザー動画で予告されました。同氏がこれまで開発してきたスカルプトツール「SculptTool」を刷新した次期バージョンにあたり、マルチレゾリューションのサブディビジョンや新しいブラシシステムを搭載します。
Mesh Sculpt modifierとは
Mesh Sculpt modifierは、3ds Max上で直接オーガニックな形状をスカルプトできるようにするツールです。ルーマニアのキャラクターアーティストMihail Lupu氏が「SculptTool」の名称で開発してきたツールの次期バージョンで、エディタブルポリゴンやEdit Polyモディファイア付きのモデルに対して、各種スカルプトブラシで細部を作り込めます。
今回のティーザーによると、約5ヶ月の開発を経てより安定し高速になり、名称も改めてモディファイアとして動作する形に生まれ変わるとのこと。ティーザーでは3ds Max 2027上で頭部像をスカルプトする様子が公開されています。
主な特徴
- SubDiv(マルチレゾリューション・スカルプト):サブディビジョンレベルを上げ下げしながら、大まかな形状と細部を行き来してスカルプトできます。
- 新しいブラシシステム:ブラシの仕組みが刷新され、ティーザーではSculpt・Clay Buildup・Move・Crease・Polish・Scrape・Smooth・Clip・Bulge・Snake Hook・Cloth・Pose・Knife・Flatten・Pinch・Inflate・Trimなど多数のブラシが確認できます。
- アルファテクスチャ対応:ブラシにアルファテクスチャを使い、スタンプ的なディテールを追加できます。
- レイヤー・マスク機能:ジオメトリ/ペイントのレイヤー管理や、Mask by Cavity/AOによるマスク、ミラー、リメッシュ、ベイクマップといった機能もUI上に確認できます。
- モディファイアとして動作:Mesh Sculpt modifierとしてモディファイアスタックに載る形になり、旧SculptToolより安定性とパフォーマンスが向上しているとされています。
価格・入手先
| 価格 | 現行版SculptToolは€25(Gumroad、2026年7月時点)。次期「Mesh Sculpt modifier」版の価格・リリース時期は未発表 |
| 対応バージョン | 3ds Max 2023以降(ティーザーは3ds Max 2027で公開) |
| 入手先 | Gumroad(Mihail Lupu) |
ティーザーの詳細は開発者Mihail Lupu氏のYouTube動画で確認できます。
管理人のひとこと
SculptToolというツール自体、今回のティーザーで初めて知ったのですが、3ds Maxをメインに使っている身としては、こういう「Maxの中で完結するスカルプト」系のツールはとても気になります。キャラクターの造形でがっつり作り込むならZBrushを使いますが、顔まわりの微調整や、衣装・小物・背景の岩といった軽いスカルプトのために毎回別ソフトへ往復するのは地味に面倒なので、モディファイアとしてスタックに載せられて、マルチレゾでレベルを行き来できるというのは実用的だと感じました。まだティーザー段階でリリース時期も価格も未発表ですが、旧SculptToolから安定性とパフォーマンスが上がっているとのことなので、正式リリースを楽しみに待ちたいと思います。



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