3Dアニメーション・モーションデザインスタジオのbrave rabbitが、Blenderアドオン「Bone Guide」をGumroadで公開しています。平面状のガイドに沿って、腕や脚のような複数のボーンからなるチェーンを作成・整列し、ボーンの向きと軸をそろえるリギング補助ツールです。無料(金額は任意)で、対応はBlender 4.2以降です。

平面のガイドでボーンチェーンをそろえる
作者は、ボーンの向きと軸の整列をリギングでも特に面倒な作業のひとつとしています。Bone Guideの流れは、ポイントをドラッグし、平面の向きを決め、軸を選んでからボーンを作るというものです。すでにあるチェーンが乱れている場合も、ボーンを選んでガイドを開けば、そのまま整列し直せます。
フルのオートリギングツールではなく、平面上に予測どおりボーンを並べることだけを行うツールだと作者ははっきり書いています。一からリグを組む場合にも、オートリガーに一部を任せる場合にも、いまのワークフローと併用できるとしています。
主な特徴
- 新しいチェーンの作成と、既存チェーンの編集
- ポイントとボリュームへのスナップによる配置
- ハンドルまたは微調整用スライダーによる平面の向きの調整
- ダブルクリックでの中間ポイントの追加・削除
- 中間ポイントのスライドによる細かな位置合わせ
- わずかな角度が必要な直線的なIKチェーン向けのBendコントロール
- Maya・Unrealなど標準と異なる構成を含む、任意の軸の向きの指定
- 左右で一貫したリグにするための振る舞いの対称化
- ボーンの表示を整理するカスタムコントロール

中間ポイントとBend
中間ポイントはダブルクリックで追加・削除できます。

追加したポイントはガイドの上をスライドさせて、位置を細かく合わせられます。

まっすぐに並んだIKチェーンに少しだけ角度を付けたいときは、Bendコントロールを使います。

軸の向きと左右対称
ボーンのPrimary AxisとSecondary Axisは自由に指定でき、MayaやUnrealのようにBlender標準とは違う軸構成にも合わせられます。

対称機能は「Behavioural Symmetry」と呼ばれていて、左右で本当に一貫したリグにするためのものだと説明されています。

解説動画
作者は2026年9月13日に、約21分の解説動画を公開しています。ツールの機能に入る前に、ボーンの向きがなぜ重要なのか、IKの平面がどう決まるのかから説明する構成で、リギングを始めたばかりの人にも向けた内容だとしています。章立ては、The Problem(2:01)、Bone Guide Basics(5:11)、New Chains and Snapping(8:43)、Intermediate Handles(10:17)、Bend(11:19)、Custom Axis Direction(12:40)、Symmetry(15:47)、Preferences(20:00)です。
価格・入手先
| 価格 | 無料(金額は任意・推奨8ユーロ) |
| 対応バージョン | Blender 4.2以降 |
| 作者 | brave rabbit |
| 入手先 | Gumroad |
Gumroadでは0ユーロから好きな金額を入れて入手でき、推奨額は8ユーロです。記事執筆時点のバージョンは1.0.0です。
管理人のひとこと
キャラクターモデルをポーズ付きで確かめるための、仮のリグを手早く組むのにも使えそうです。IKを付けてみたら肘が思わぬ方向に曲がってロールを直す、という手戻りを、ガイドに沿ってボーンを置く段階で潰しておける作りになっています。
オートリガーの代わりではなく併用する前提だと作者がはっきり書いているのも好感が持てます。Maya向けの軸構成にも合わせられるので、Blenderで組んだボーンを他のDCCへ持っていく現場だと、どこまで設定の手間が浮くのか気になりますね。



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