ヘアグルームのカーブを羽根に変換するBlender用のジオメトリノードツールが、Sherzod Kadirov氏(Krifton)によって無料公開されています。公開は2026年8月9日。アニメーション付きのキャラクターでも動作し、すべてプロシージャルなまま羽根のある生き物を作れる土台として配布されています。
作者は今回が初の公開版だとしており、今後もコントロールや機能を追加していく予定とのことです。
ヘアの生やし方をそのまま、羽根の生やし方に使う
Blenderのヘアカーブは、キャラクターの表面にブラシで生やして梳かす操作が一通り揃っています。このツールはそのカーブを入力として受け取り、1本ずつを羽根のジオメトリに置き換えるという作りです。
羽根を1枚ずつ配置していく代わりに、ヘアグルームの道具立てがそのまま流用できます。キャラクターの上で直接グルーミングでき、アニメーションにも追従します。
公開されているデモでは、鳥のモデルにツールを適用した状態と、それを組み立てているジオメトリノードのノードグラフが示されています。なお、デモに使われている鳥のモデルとアニメーションはWen Yeh氏の制作によるもので、作者がクレジットを添えています。

初版でできること
作者が挙げている現時点の機能は次の7点です。
- ✓ ヘアグルームのカーブを羽根に変換する
- ✓ キャラクターの上で直接、羽根をグルーミングする
- ✓ 羽根の形状を自作のものに差し替えられる
- ✓ 羽根の形状の分布を、ランダムまたはペイントで指定する
- ✓ 羽根の長さ・スケール・サーフェスへの沿わせ方を調整する
- ✓ ベースカラー、根元/先端のマスクによるプロシージャルなシェーディング
- ✓ 羽根ごとの色のばらつき
形状の差し替えとペイントによる分布指定があるので、部位ごとに違う羽根を使い分ける想定の作りになっています。シェーディング側も根元と先端でマスクを分けられるため、羽毛の生え際だけ色を変えるといった調整はノード内で完結します。
価格・入手先
無料です。Gumroadの配布ページから入手できます。作者は「他のBlenderアーティストが試して自分のプロジェクトで使えるように」無償で共有していると述べており、フィードバックも歓迎するとしています。
Free Blender Geometry Nodes Tool: Hair Groom to Procedural Feathers(Gumroad)
管理人のひとこと
初見のツールです。羽根そのものより、ヘアカーブを別のジオメトリの配置情報として使うという発想のほうに目が行きました。生やす・梳かす・ペイントで密度を変えるという操作系はBlender側が持っているので、そこに乗せてしまえば配置UIを自前で作らずに済みます。鱗やトゲ、装飾の並びにも同じ手が使えるはずです。
アニメーション追従が初版から入っているのも実用寄りだと思いました。プロシージャルなまま持てるということは、後から羽根の形を差し替えても配置をやり直さずに済むということで、リテイクの入りやすいところほど差になります。毛束そのものを作る話であればHairStylerのように流れ線から作るアプローチもあり、入口の作り方はツールごとに違っていて面白いところです。



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