Epic Gamesは、フォトグラメトリソフトウェア「RealityScan」(旧 RealityCapture)のバージョン2.2を公開しました。これまで限定的だったAMD GPUへの対応がフルサポートとなり、目玉機能として大きく打ち出されています。あわせて360度カメラ画像を扱うための新しい変換ワークフローも追加されました。
RealityScan 2.2とは
RealityScanは、写真やレーザースキャンデータから高精細な3Dモデルを生成するフォトグラメトリソフトウェアです。デスクトップ版は長らく「RealityCapture」の名前で知られていましたが、2025年にモバイルアプリと統合され、現在はRealityScanに名称が一元化されています。
今回の2.2では、AMD GPUのフルサポートが最大のトピックです。RDNA 3〜4世代のRadeon RX/Radeon PROシリーズに幅広く対応し、NVIDIA GPUと組み合わせた混在環境でも動作します。まずはWindows版での対応となり、Linux版のAMDサポートは後日提供予定とされています。
2.2の主な新機能
- AMD GPUのフルサポート:RDNA 3(Radeon RX 7000シリーズ、Radeon PRO W7000シリーズ)、RDNA 3.5(Ryzen AI Max搭載APU)、RDNA 4(Radeon RX 9070/9060シリーズ、Radeon AI PRO R9700)に対応。
- NVIDIA GPUとの混在環境に対応:AMDとNVIDIAのGPUを併用しているマシンでも利用できます。
- 対応OS:AMDサポートはまずWindows版から。Linux版は後日提供予定です。
- 360度カメラワークフロー:正距円筒図法(エクイレクタングラー)の360度写真をキューブフェース形式に変換する新ツールを搭載。焦点距離などのメタデータが付与されるため、レンズ補正の工程をスキップしてアライメントに進めます。
- このほかの細かな改善はリリースノートに記載されています。

価格・入手先
| 価格 | 無料(学生・教育者・年間総収益$100万未満の個人/企業)/ 年間総収益$100万以上は$1,250/シート/年(30日間の無料トライアルあり) |
| 対応環境 | Windows(AMD GPUサポートはWindows先行。Linux版は後日提供予定) |
| 入手先 | RealityScan公式サイト |
アップデートの詳細は公式ニュース記事をご覧ください。
管理人のひとこと
旧RealityCaptureの頃から実質NVIDIA一択だったソフトなので、AMDのフルサポートは選択肢が広がるという意味で大きなアップデートだと感じます。私自身はBlenderと3ds Maxでのアニメ調背景モデリングが中心ですが、フォトグラメトリ製のアセットを資料や下敷きとして使う機会は増えているので、収益100万ドル未満なら無料で使えるツールがGPUを選ばなくなるのは素直にありがたいですね。地味に気になったのは360度カメラのワークフロー対応で、ロケハン写真を360度カメラで撮っておけば背景資料兼スキャン素材になると考えると、活用の幅がありそうです。



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