MT Hair Taper|毛先の一列を選ぶだけで、毛束の流れを保ったまま先を細くする無料Blenderアドオン

Blender

MOTOMODELのモト氏(@mottomoto3)が、Blender用の無料アドオンMT Hair Taperを2026年10月14日にBOOTHで配布しました。格子状に組んだ毛束のメッシュで毛先の横一列を選んで実行すると、毛束の流れを保ったまま、先端に向かってなめらかに細くします。10月16日にはv1.28.3が公開されています。作者によると、開発中のボーンチェーン作成支援アドオン「MT Bone Chain Builder」の公開が遅れているお詫びとして出したアドオンだそうです。

毛先の横一列を選んで実行する

操作はNパネルから行います。パネルには「毛先の横一列だけを選択(根元側は選択しない)」と書かれていて、編集モードで毛束の先端にあたる横一列の頂点を選び、「毛先を細くする(実行)」を押します。毛先から根元側へ、決めた列数の範囲が先端に向かって細くなります。複数の毛束の先端をまとめて選べば、一度に細くできます。

毛束の先端の横一列を選び、実行して毛先を細くする様子
毛先の横一列を選んで実行する(画像:作者のX投稿の動画より)

細くする列数と毛先の太さを、実行後に調整する

設定は「影響する横列数」「毛先の太さ」「フォールオフ」「細くする中心」の4つと、「先端を全方向から滑らかに一点化」のチェックです。影響する横列数で、毛先から何列ぶんを細くするかを決めます。毛先の太さで先端をどこまで細くするかを決め、フォールオフで細さの変わり方を選びます。動画では「根元なだらか」が選ばれています。

実行したあとは、画面左下の「最後の操作を調整」パネルで列数や太さを変えると、結果がその場で変わります。v1.28.3からは、ここで変えた値がNパネル側にも反映され、次の実行に引き継がれます。

左下の調整パネルで影響する横列数と毛先の太さを変える様子
実行後に列数や太さを変えると、その場で結果が変わる(画像:作者のX投稿の動画より)

毛束ごとに細くするか、選んだ毛先を1点に寄せるか

「細くする中心」では、「各毛先の中心」と「選択全体の中心」を選べます。各毛先の中心では、選んだ毛束が1本ずつ、それぞれの中心に向かって細くなります。選択全体の中心にすると、並んだ毛束の先端が選択範囲の中心に寄っていき、数本の毛先が1点にまとまった形になります。

細くする中心を選択全体の中心にして、数本の毛先を1点に寄せる様子
「選択全体の中心」で毛先を1点に寄せる(画像:作者のX投稿の動画より)

筒状のメッシュの途中でもくびれを作れる

作者の動画では、円柱のメッシュで途中の1周を選んで実行し、その部分だけを細くくびれさせる使い方も映っています。BOOTHの商品画像にも、毛束と並んで、真ん中がくびれた筒が載っています。

円柱の途中の1周を選んで実行し、くびれを作る様子
円柱の途中を細くする(画像:作者のX投稿の動画より)

v1.28.3の修正内容

10月16日のv1.28.3では、次の2点が直っています。

  • 「各毛先の中心」で、毛束の合流・分岐や不規則なトポロジーがある場所では、常にそこで止まるように修正
  • 左下パネルで変えた内容をNパネル側に反映し、次回の実行に引き継ぐように変更

価格・入手先

価格無料
作者MOTOMODEL(モト)
入手先BOOTH

対応するBlenderのバージョンは、BOOTHの商品ページには書かれていません。更新のお知らせは作者のXで出ています。

管理人のひとこと

キャラの髪を毛束のメッシュで組んでいると、毛先を細くするところは頂点をスケールで1束ずつ寄せていくことが多いです。束ごとに減り方が少しずつ違ってしまい、並べたときに揃って見えないのが気になっていました。

何列ぶんをどう細くするかを数値で決めて、選んだ毛先をまとめて処理できるなら、前髪のように束の多い所で手間が減りそうです。「選択全体の中心」で毛先を寄せられるので、後ろ髪の先を何本かまとめる形にも使えそうですね。

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