TopoPot|ペンで置いてブラシでならす、機能を絞った無料のBlenderリトポアドオン

人の頭部モデルの上に、TopoPotで青い四角形の面を連ねてリトポしている画面 Blender

ArtVit(Vít Švéda)氏が、Blender用の無料リトポロジーアドオン「TopoPot」をBlender Extensionsで公開しています。ペンで頂点と面を置いていくツールと、ブラシで頂点をずらしたりならしたりするツールの2本を軸にした、機能を絞ったリトポ用のアドオンです。現在のバージョン1.16.13は2026年9月12日に公開されました。

TopoPotとは

作者はTopoPotを、リトポの工程でいちばん大事な「使い心地のよい多機能な基本ツール」に絞ったアドオンだと説明しています。Nパネルで参照用のコレクションを指定すると、作ったトポロジーがそのコレクションのメッシュに吸着します。「Activate Retopo tool」ボタンは、何も選んでいなければ空のメッシュを作り、メッシュを選んでいればそのオブジェクトの編集に入ります。Blenderのツールバーにある鉢のアイコンからも起動できます。

ペンツール:Ctrlで頂点を置き、そのまま面を張る

Ctrlを押しながらクリックすると頂点が置かれ、面ができていきます。四角形だけで張る専用のモードもあります。Ctrlを押してエッジをクリックするとそのエッジを分割したり、トポロジーを切り通したりでき、エッジの上をCtrlでドラッグするとエッジループが入ります。既存のトポロジーにもつなげやすく、ペンツールのまま通常どおり選択して形を直せます。

頭部モデルの額にペンツールで最初の面を張っている画面
ペンツールで頂点を置いて面を張る(画像:Blender Extensionsより)

ブラシツール:クリックで頂点をずらし、Shiftでならす

ブラシツールでは、クリックしたところのトポロジーが動きます。初期設定では動かした頂点が参照メッシュに吸着します。Shiftを押しながらクリックするとトポロジーがならされ、「Preserve borders」をオンにすると外周の境界は崩れません。

ブラシツールの円形カーソルで、頭部に張った面の頂点をならしている画面
ブラシでトポロジーを動かす・ならす(画像:Blender Extensionsより)

パイメニューで切り替え、表示の色も好みに変える

ペン・ブラシ・Blender標準の矩形選択(Select Box)は、パイメニューから切り替えられます。アドオンの設定画面では、リトポ中のメッシュの表示色などを好みに合わせて変えられます。

Retopo・Brush・Box Select・Preserve Bordersが並ぶパイメニュー
ツールを切り替えるパイメニュー(画像:Blender Extensionsより)
アドオンの設定画面でリトポ中のメッシュの色をピンクに変えた画面
設定画面で表示色を変えられる(画像:Blender Extensionsより)

価格・入手先

価格無料
対応バージョンBlender 5.0+
ライセンスGPL v3.0以降
作者ArtVit(Vít Švéda)
入手先Blender Extensions

作者は、役に立ったらチップで支援してほしいと書いています。不具合の報告はGitHubのIssuesで受け付けています。

管理人のひとこと

キャラの顔まわりのリトポは、結局1頂点ずつ置いて流れを決めていく作業になるので、ペンで置いてブラシでならす2本だけという割り切りは分かりやすいです。少し前に紹介したTopoPenは線を引いて面を張る方式でしたが、こちらは頂点を直接置いていく方式です。

ならすときに外周を崩さずに済むのは、範囲を区切って少しずつ張っていくやり方だと助かります。張り終えた部分の縁を気にせず、中だけ整えられます。

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