traffiq|内装付きでドアが開く車99台、engonで色や汚れ・ライトを切り替えるBlender用ライブラリ

夕暮れの駐車場に並ぶ救急車やパトカーなどの緊急車両 CG全般

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プラハのスタジオpolygoniq(@polygoniq)のBlender用車両ライブラリ「traffiq」は、内装付きでドアとトランクが開く車を中心に、ナンバープレートや道路標識までそろえたアセット集です。収録は車両99台、ナンバープレート84種、道路標識218点、ストリートの小物35点。2026年9月8日の2.4では、ピザの配達車や荷物を積んだ車、Kenworthのトラックが加わりました。塗装の色や汚れ、ライトの切り替えは、同じpolygoniqの無料アドオン「engon」のパネルから操作します。polygoniqによると、2026年10月24日まではtraffiqを含むSuperhiveの全商品が、クーポンコード「SUMMERIZATION」で30%オフになります。

traffiqとは

乗用車のほか、クラシックカー、スポーツカー、緊急車両、バスなどの公共交通、作業車、バイク、自転車、船や飛行機まで入った乗り物のライブラリです。どのアセットも品質と質感の基準をそろえて作られていて、同じシーンに混ぜても浮かないようにしているとのこと。メモリの使い方にも気を配っていて、大きなシーンを組んでも重くなりにくいとしています。

2.4の公式紹介動画です。

内装付きで、ドアとトランクが開く

車には内装が付いていて、内装の作り込みの度合いは「Interior Detail」のタグで確かめられます。タイヤが4つ以上ある車両はリグ付きで出てきて、車輪の回転・サスペンション・ステアリングを動かせます。2025年4月の2.3でドアとトランクを分けてリグを組み直し、34台の内装を作り込み直しました。

白いSUVのドアが開き、内装の座席やハンドルが見える様子
ドアが開き、内装まで作り込まれている(画像:Superhiveの商品ページより)

塗装の色をパネルで変える

塗装は、マテリアルを動かす属性(アトリビュート)で調整します。アセットを編集可能に変換しなくても、色・クリアコート・メタリックフレークの量をパネルから変えられるので、メモリを食わず.blendも小さいままです。ランダムな色を選ぶと、車の販売データに沿って、実際によく見かける色の割合で塗り分けます。均等な分布に切り替えると、鮮やかな色やパステル調の車が出やすくなります。

水色のスポーツカーの塗装の色やクリアコートをパネルで変えている画面
塗装の色をパネルで調整する(画像:Superhiveの商品ページより)

汚れ・傷・へこみをスライダーで足す

Wear Slidersでは、汚れ(Dirt)・傷(Scratches)・へこみ(Bumps)の3本のスライダーを0〜1で別々に動かせます。使うときは車を編集可能に変換しておきます。複数の車をまとめて調整することもできます。気球のように汚れだけに対応したアセットもあります。

赤いスポーツカーに汚れ・傷・へこみのスライダーで傷みを足していく画面
Wear Slidersで汚れ・傷・へこみを足す(画像:Superhiveの商品ページより)

ライトを駐車灯・ロービーム・ハイビームで切り替える

ヘッドライトとテールライトは、オフ・駐車灯・ロービーム・ハイビームの4段階から選んで、選択中の車にまとめて適用できます。緊急車両には警告灯もあり、点滅の回数と速さを決められます。ライトが光るのはCyclesだけです。

車のテールライトとヘッドライトがパネルの操作で点灯する様子
ライトの切り替え(画像:Superhiveの商品ページより)

カーブに沿って走らせる

パスのカーブと地面のオブジェクトを指定して「Follow path」を押すと、車がカーブに沿って地面の起伏をたどりながら進みます。ステアリングと車輪の回転も焼き込めるので、走らせるアニメーションを短い手順で付けられます。

車がカーブに沿って走り、タイヤの跡に煙が残る様子を上から見た画面
カーブに沿って走らせる(画像:Superhiveの商品ページより)

ナンバープレートと街の小物

ナンバープレートは米国50種、カナダ1種、ヨーロッパ31種で、文字を自分で書き換えられます。道路標識や信号、ごみ箱、パーキングメーターのようなストリートの小物も入っていて、車を置いたあとの道路まわりも同じライブラリで埋められます。

米国やヨーロッパのさまざまなナンバープレートが並ぶ画像
収録されているナンバープレート(画像:Superhiveの商品ページより)

無料のengonで入れて、engonで更新する

traffiqの機能を全部使うには、polygoniqのアセットブラウザ「engon」に入れる必要があります。engonは無料のオープンソース(GPL-3.0)のアドオンで、GitHubでも公開されています(Superhiveでは無料のほか、開発を支援するための有料の選択肢もあります)。上で紹介した塗装・汚れ・ライト・リグのパネルは、すべてengonのNパネル(polygoniqタブ)に出ます。

engonのパネルと、asset packのファイルをドラッグ&ドロップでインストールする説明
engonへはドラッグ&ドロップでもインストールできる(画像:Superhiveのengonの商品ページより)

traffiqは「.paq」というファイルで配られていて、engonの設定画面の「Install Asset Pack」を押すか、Blenderにドラッグ&ドロップするとインストールできます。新しいバージョンが出たら、新しい.paqを落としてきてengonの設定画面で「Update」を押すだけです。アセットを改良したせいで古いシーンが崩れたときに、ボタン1つで直すMigratorも付いています。

ブラウザ側には、タグでの絞り込み、クリック1つでのシーンへの配置、地面への吸着、大きさと向きのランダム化、散布(Scatter)、リンクと編集可能の切り替えがそろっています。engonを使わずに.paqを展開して、Blender標準のアセットブラウザに登録することもできます。ただしその場合、追加(Append)で置くとリグが動かないという制限があります。

engonのアセットブラウザで家具のアセットをタグとフィルターで絞り込んでいる画面
engonのアセットブラウザ(画像:Superhiveのengonの商品ページより)

価格・入手先

価格starter 1.99ドル / lite 39.99ドル / full 77.77ドル / スタジオ向け 149.99ドル(2〜5席)・209.99ドル(6〜10席)(Superhiveの価格)
クーポンSUMMERIZATION で30%オフ(2026年10月24日まで・Superhiveのみ)
収録アセットstarter 22点 / lite 159点 / full 459点(公式カタログ)
対応バージョンBlender 3.6〜5.2
作者polygoniq
入手先Superhive / Gumroad

プランは3つあり、機能はどれも同じで、違うのは入っているアセットの量だけです。

プラン中身価格(Superhive)
starter22点1.99ドル
lite159点39.99ドル
full459点(すべて)77.77ドル
full(スタジオ 2〜5席)すべてのアセット・2〜5人で使う場合149.99ドル
full(スタジオ 6〜10席)すべてのアセット・6〜10人で使う場合209.99ドル

1人で使うなら、何台のPCに入れてもかまいません。複数人で使う場合は、人数に合ったライセンスを買います。

SuperhiveとGumroadのどちらで買うかで、アップデートとアップグレードの扱いが変わります。

項目SuperhiveGumroad
アップデート購入から12か月は無料。期間が切れてもライセンスはそのまま使えて、そのあとに出た更新が欲しいときだけ割引価格で12か月延長する(任意)今後のアップデートはずっと無料
上のプランへのアップグレードliteを買った人がfullに移るときは、差額だけ払えば済むできない(Discordでpolygoniqに相談)
価格の表示ドル閲覧している地域の通貨

アップグレードしたときは、engon上で既存のパックが更新されるのではなく、パックごと入れ替えになります。下のプランのパックをアンインストールしてから、上のプランのパックを入れる形です。両方を同時に入れたままにもできますが、polygoniqは入れ替えを勧めています。

配布とインストールの手順は公式ドキュメントにまとまっています。

管理人のひとこと

街の背景を作ると、路肩に止まっている車や行き交う車が何台も要ります。1台ずつモデリングしていたら時間が足りないので、内装まで入った車がまとめてそろうのはそれだけで助かります。色をランダムにして汚れを少し足せば、同じ車種を並べても量産した感じが出にくそうです。

engonは別のアドオンですが、入れておくと塗装やライトをパネルで触れて、更新もファイルを選び直すだけで済みます。ライブラリは買ったあとに中身が増えていくので、更新の手間が軽いのはありがたいところです。

セールは樹木のbotaniqや内装のinterniqなど、polygoniqのほかのパックも対象です。各パックの中身と価格は別の記事にまとめています。

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