キュウリ爆弾氏(CucumberWorks)が2026年10月13日、VRChatのアバターをVRMに書き出す無料のUnityツールSoulFlame VRM ExporterをXで告知しました。Modular AvatarやlilToon・poiyomiのマテリアルに対応し、PhysBoneも自動で変換します。VRChatのメニューで衣装や小物を切り替え、好きな状態にしてから1回の操作で書き出せます。配布はVRChat Creator Companion(VCC)用のリポジトリで、ライセンスはMITです。
Play Modeの見た目をそのままVRM 1.0に
SoulFlame VRM Exporterは、アバターをPlay Modeに入れたときの見た目を取り込み、1つのVRM 1.0ファイルとして書き出します。Modular Avatarで組み込んだ衣装も、そのまま書き出しの対象になります。髪やスカート、耳、しっぽの揺れものはVRMのスプリングボーンとして書き出され、コンストレイントも一緒に移ります。

ウィンドウはキャプチャ、メッシュ、マテリアル、表情、メタデータ、エクスポートのタブに分かれています。表示は日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語に切り替えられます。
メニューで衣装を切り替えてから書き出す
作者が特にこだわったと書いているのが、Modular AvatarとVRChatのメニューへの対応です。初期状態でオフになっている衣装も、メニューから切り替えてその場で見た目を確かめられます。衣装違いや小物の有無を決めてから書き出せるので、同じアバターから組み合わせ違いのVRMを作れます。
ビューアーで揺れと表情を確かめる
書き出す前に、リアルタイムのビューアーで仕上がりを確認できます。視点は回転、パン、ズームができ、正面・背面・左右のプリセットもあります。10月12日公開のv0.5.0では待機、手を振る、お辞儀、伸びのモーションを再生できるようになり、揺れものが動いたときの様子も見られます。
VRMに入れる表情も、このウィンドウで調整します。FXレイヤーやジェスチャーに設定してある顔を、選んだ表情へコピーできます。FaceEmoで作った表情にも対応しています。
書き出しで変わるところ
リリースノートには、VRMにしたときに変わる点も細かく書かれています。ブレンドシェイプは、VRChat・ARKit・MMDの標準的な名前か、アバターの設定で使っているものだけを残します。それ以外も残したいときは、すべてのブレンドシェイプを残す設定をオンにします。テクスチャは上限のサイズに収まるまで縮小されます。
シェーダーはVRMのMToonに置き換わります。lilToonのリフレクションはMToonに移らず、マットキャップの2つ目は平均の色にして発光に足す形になります。poiyomiは10月13日公開のv0.6.0の時点で、バージョン9.4と10.1以降のマテリアルを書き出せません。対応外のpoiyomiを使ったマテリアルには、lilToonへの切り替えを勧める警告が出ます。
価格・入手先
| 価格 | 無料 |
| ライセンス | MIT |
| 作者 | キュウリ爆弾(CucumberWorks) |
| 入手先 | CucumberWorks VPM(VCC / ALCOM) |
最初の版は10月4日にGitHubで公開され、その後も数日おきに更新が続いています。10月13日のv0.6.0からは、書き出しに使うUniVRMをツールの中に同梱し、VRM Converter for VRChatを入れたプロジェクトでも使えるようになりました。配布とインストール手順は配布ページ、版ごとの変更点はGitHubのリリースにまとまっています。不具合の報告はDiscordで受け付けています。
管理人のひとこと
VRChat用に組んだアバターを別のアプリへ持っていくとき、手間がかかるのは揺れものの設定とシェーダーの見た目の作り直しです。メニューで衣装を切り替えた状態のまま書き出せるので、衣装違いのVRMを何体も用意するときに楽になりそうです。
セットアップをやる側としては、PhysBoneの揺れ方がスプリングボーンでどこまで同じになるのかが気になります。ブレンドシェイプも名前で残すものを選ぶ作りなので、独自の名前でシェイプを作っているモデルは、書き出す前に設定を確かめたほうがよさそうです。



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