Boolean Master|開けた穴の周りを四角ポリゴンとサポートループで組み直すBlenderアドオン

Blender

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Unik Studioが、ブーリアンのように穴やスリットを開けたあと、その周りの面を四角ポリゴンだけで組み直すBlenderアドオン「Boolean Master」を2026年10月6日にSuperhiveで公開しました。サポートループも一緒に入るので、Nゴンを手で直さずにそのままサブディビジョンサーフェスへ渡せます。

Boolean Masterとは

メッシュの表面にマウスで穴・スロット・くぼみ・出っ張りを置いていくハードサーフェス向けのアドオンです。切り抜いた周囲はBoolean Masterが四角ポリゴンとサポートループで張り直し、結果はすべて四角ポリゴンかを毎回検証します。きれいに切れない場合はメッシュを変えずに中止します。

作者のUnik Studioが公開した紹介動画です。

クリックして大きさを決め、もう一度クリックで穴を開ける

Shift+Qを押して表面にカーソルを合わせ、中心をクリックします。プレビューは頂点・辺の中点・面の中心にスナップし、Ctrl+ホイールで大きさを変えて、2回目のクリックで切り抜きます。ホイールだけならこれまでどおりビューのズームです。

平面にカーソルを合わせ、大きさを決めて穴を開けるデモ
クリックで位置を決めて切り抜く(画像:Superhiveの商品ページより)

開けたあとからF9で形や大きさを変えられる

切ったあとにF9を押すと、形・大きさ・分割数・角の丸み・回転・切り方を変えられます。変更のたびに元のメッシュから計算し直すため、何度変えても変更が積み重なりません。

板に開けたスロットの形や大きさをF9で変えるデモ
切ったあとにF9で変更する(画像:Superhiveの商品ページより)

原点をはさんで左右対称に開ける

X・Y・Zキーで、オブジェクトの原点を軸に穴を反対側へミラーします。両側ともプレビューしたうえで同時に切り抜き、曲面のメッシュでも使えます。商品ページのデモではヘルメットの側面に左右対称の穴を開けています。

ヘルメットの側面に左右対称の穴を開けるデモ
原点をはさんで左右対称に開ける(画像:Superhiveの商品ページより)

穴・くぼみ・出っ張りを同じ輪郭から切り替える

Dキーで貫通(Through)・くぼみ(Pocket)・押し出し(Extrude)を切り替えます。押し出しでは輪郭が面の法線方向に立ち上がり、側面と天面も四角ポリゴンで閉じます。高さはEキーで数値入力、Ctrl+Alt+ホイールで調整でき、F9からも深さや高さを変えられます。

棚の天板に細長い出っ張りを押し出すデモ
輪郭を押し出して出っ張りを作る(画像:Superhiveの商品ページより)

結果はすべて四角ポリゴン、サブディビジョンにそのまま渡せる

どの切り抜きも、四角ポリゴンだけでサポートループが入っているかを検証してから確定します。密なメッシュの平らさを保つMatch Gridと、粗いPlaneやCubeを切り抜き用に分割しておくAuto Gridも付いています。サポートループの代わりにクリースで締めることもできます。

四角ポリゴンで組み直されたスロット穴のデモ
四角ポリゴンとサポートループで組み直した結果(画像:Superhiveの商品ページより)

主な特徴

  • 形状は円・正方形・長方形・角丸長方形・三角形の5種類
  • ドラッグで端から端まで引いて作るスロット(角度は15度刻みでスナップ)
  • X方向・Y方向・放射状の配列(2〜32個)を1回の配置でまとめて切り抜き、Ctrl+Z一回で戻せる
  • カーブやテキストのオブジェクトを輪郭にした切り抜き(ロゴや読み込んだSVGなど)
  • 曲面や実際のモデルにも対応。三角面・Nゴン・前に開けた穴の近くには局所的な四角ポリゴンのパッチを張り、それ以外のメッシュには触らない
  • オブジェクトモードと編集モードの両方で使え、編集モードではアクティブな面を基準にする

作者が挙げている制限もあります。組み直した範囲のUVは保持されず、正確な寸法で切るには不均一なスケールを適用しておく必要があります。2つのオブジェクト同士のブーリアン、ベベル、過去に開けた穴の再編集は今後対応予定とされています。

価格・入手先

価格2ドル(Lite)/ 25ドル(Full)
対応バージョンBlender 4.2〜5.2
ライセンスGPL
作者Unik Studio
入手先Superhive

Lite版は円の貫通穴と大きさの変更だけに絞った版で、自分のメッシュでトポロジーの出来を試すためのものです。F9での変更・左右対称・くぼみと押し出し・配列・円以外の形状などはFull版の機能です。Full版のZIPを入れるとLite版を置き換えます。Blender Extensionsの形式で、外部の依存やネット接続はありません。

管理人のひとこと

背景の小物やメカのパーツで、丸穴やスリットを開ける場面はよくあります。ブーリアンで抜くのは一瞬でも、そのあと周りの面を四角に割り直してサポートループを足すほうに時間がかかるので、そこまで済ませてくれるのは助かります。初めて見るツールですが、F9で穴の大きさを後から変えても元のメッシュから計算し直してくれるのは、形を詰めていく段階で使いやすそうです。

左右対称に開けられるので、ヘルメットのデモのようにキャラクターの装備にも使えそうです。いっぽうで組み直した範囲のUVは残らないので、UVを開く前のモデリングの段階で使うことになりそうです。2つのオブジェクト同士のブーリアンが入ったら、どこまで任せられるのか気になります。

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