Blenderの3Dビューポートのサイドバー(Nパネル)に並ぶアドオンのタブを、選んだものだけ1つの「Plugins」タブにまとめるアドオン「Plugin Hub」がGumroadで配布されています。価格は希望価格制で、0ドルからダウンロードできます。現在のバージョンは0.1.0です。
14個あったアドオンのタブが1つになる
Blenderはアドオンごとにサイドバーのタブを1つずつ作るので、数が増えると縦書きの文字が壁のように並び、下のほうは画面からはみ出します。作者の環境では、17個のタブに156枚のパネルがあり、そのうち14個のタブがアドオンのものだったそうです。
Plugin Hubは、選んだタブを「Plugins」タブの中へ移し、アドオンごとに折りたためる見出しにします。パネルを隠したり無効にしたりはせず、中身は各アドオン自身のコードがそのまま描画します。変わるのは置き場所のタブだけです。

開き方はタブ・メニュー・別ウィンドウの3通り
まとめたアドオンは3通りの方法で開けます。3つを併用してもかまいません。
- サイドバーのタブ Nキーで開いて「Plugins」をクリックし、使いたいアドオンの見出しを開く
- トップバーのメニュー File・Edit・Renderの並びに「Plugins」メニューが加わり、選ぶとサイドバーがそのアドオンのところで開く
- 専用のウィンドウ Plugins › Open Plugins Windowで、サイドバーだけを表示した2つ目のBlenderウィンドウを開く。フローティングのツールパレットのように使え、デュアルモニターならメインのビューポートを横幅いっぱいに戻せる

どのタブを移すかはアドオンごとに選ぶ
何も指定しないうちは、どのタブも動きません。Scanを押すと見つかったタブがパネル数付きで一覧になり、それぞれ「元のタブに残す」か「Pluginsへ移す」かを切り替えます。毎日使う2つだけ元の場所に残して、残りの12個をまとめる、といった分け方ができます。
矢印ボタンで並び順を決めると、その順番は記憶されます。再スキャンしたり、あとから新しいアドオンを有効にしたりしても順番は崩れず、新しいアドオンは末尾に加わります。A–Zボタンでアルファベット順に戻せます。

元に戻せることを優先した作り
作者は、UIを並べ替えるのに元へ戻せないツールなら、無いほうがましだと書いています。Plugin Hubは変更の前に、各パネルのタブ・親パネル・順番・オプションを記録しておき、「Restore Original Tabs」でその記録どおりに戻します。テストは「まとめる→戻す」をしたあと、2回続けてまとめた場合も含めて全パネルが元と同じになるかを確かめる内容で、Blender 4.5.11と5.2.0で実在する11個のアドオンのタブを相手に16件すべて通っているとのことです。
アドオンを無効にするか削除すると、タブはすべて自動で元に戻り、プリファレンスにも.blendファイルにも何も残りません。仕組みとしては、パネルのクラスを登録し直してタブの属性(bl_category)だけを書き換えています。非公開のAPIには触れず、ファイルの読み書きやネットワーク通信もしません。コードは約850行です。
作者が先に挙げている制限
- 設定の変更やファイルの読み込みのたびに自分のパネルを登録し直すアドオンは、元のタブに戻ってしまうことがある。事前に見分ける方法はなく、Rescanで再びまとめる
- 保存されるのは矢印で決めた順番だけ。サイドバー上でドラッグして並べ替えることはできるが、その順番はスクリプトから取得できないため保存されない
- 対象は3Dビューポートのサイドバーのみ。プロパティエディターや独自のエディターにUIを置くアドオンは対象外
- Blender標準のTool・View・Item・Animationのタブは移動しない
- 専用ウィンドウの中身は、サイドバー以外を隠した3Dビューポート
価格・入手先
| 価格 | 希望価格制(0ドルから) |
| 対応バージョン | Blender 4.2以降 |
| 対応OS | Windows / macOS / Linux |
| ライセンス | GPL v3以降 |
| 入手先 | Gumroad |
動作確認はBlender 4.5.11 LTSと5.2.0 LTSで行われています。依存するものやアカウント登録、ライセンスキーはありません。支払う額は購入時に自分で決める形式で、作者は、払ってもらうのはパッケージ済みのビルドと解説ガイド、サポートに対してだと説明しています。Pythonのソースはzipに同梱されていて、30日間の返金保証が付いています。
管理人のひとこと
Blenderはアドオンを入れるたびにサイドバーのタブが縦に伸びていって、うちでも下のほうは画面の外に消えています。毎日触るものだけ元のタブに残して、たまに開くものを見出しに畳んでおけるのは、ちょうど欲しかった分け方です。
無効にすればタブが全部元に戻って、設定にも.blendにも何も残らない作りなので、試しに入れてみるのも気楽です。



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