Kushiro氏のBlenderアドオン「Multi Faces Inset Outset」(MFIO)がGumroadで配布されています。選択した面のまとまりを、その外周を基準に内側へ縮めたり外側へ広げたりするツールで、三角や四角に限らずどんなNgon面でも動きます。作者は無料のアドオンとして公開していて、Gumroadでは支払う額を自分で決める形式になっています。

面のまとまりの外周を動かす
Blender標準のインセットは面を1枚ずつ縮めますが、MFIOが基準にするのは選択した面全体の境界です。作者はこれを「選択した面の境界をインセット/アウトセットするための基本的なモデリングツール」と説明しています。
複数の面をまとめて扱えるため、メッシュに変換したBlenderのフォントとの相性が良い、というのが作者の挙げている例です。文字の面はもともと三角とNgonが混ざった状態で入っているので、1枚ずつ処理する道具では形が崩れます。

穴のあいた面も扱える
穴のある形状にも対応します。ただしBlenderのNgonは穴を持てない(ジオメトリエンジンの制約)ため、穴の位置には内部エッジが残る、と作者は制約をそのまま書いています。
縮めていったときの挙動については、「何も無いところまで滑らかに消えるか、近くの面と滑らかに合流する。水のように」と表現されています。

外側にも広げられる
名前のとおり内側だけでなく外側にも動かせます。細い形を太らせて帯のようにする、といった使い方ができます。

使い方
Blenderの編集モードで面選択モードに切り替え、面を選んだ状態で3Dビューポート上を右クリックし、出てきたコンテキストメニューのいちばん下にある「Multi Faces Inset Outset」を選びます。
価格・入手先
| 価格 | 無料(Gumroadの「好きな額を指定」形式) |
| 作者 | Kushiro氏 |
| 入手先 | Gumroad |
ファイルサイズは24.1KBです。作者は同じく無料のインセット/アウトセット系ツールとして「Safe Inset」も挙げていて、ほかにもGumroadのストアでアドオンを公開しています。
管理人のひとこと
選択した面のまとまりの外周だけを動かす、というのは標準のインセットとは別物です。ロゴやマークをメッシュ化してから縁を取りたいときに、標準のインセットだと面ごとにバラけて結局手で直すことになるので、そこが一発で済むのはありがたいです。
穴の位置に内部エッジが残るところまで製品ページに書いてあるのが好感の持てるところでした。同じKushiro氏のRotate Extrudeもそうでしたが、標準の機能で一手足りないところを埋めにくる作りが一貫しています。Gumroadには本人が挙げている無料のSafe Insetを含めて66点が並んでいて、評価も4,147件で4.9です。他も一通り見てみるつもりです。



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