カメラを回しながら、自分を取り囲む360度の空間にそのまま絵を描けるWebツール「ぐるりペイント」が公開されています。作ったのはイラストレーターのJUNOTA氏。告知は2026年8月31日で、記事作成時点のバージョンはver.1.3です。
ブラウザで開くだけで動き、無料で使えます。
作者の告知ポストで、実際に描いている様子が見られます。
作者は使いどころとして、これで下描きをして、普段使っているお絵かきソフトで仕上げる流れを勧めています。1枚を完成させるツールではなく、空間のあたりを取る前段という位置づけです。
カメラの回し方はPCとスマホで別
起動すると最初に操作の説明が出ます。PCとスマホで割り当てが分かれていて、内容は次のとおりです。
- カメラ回転 PCはスペースキー+ドラッグ、スマホは2本指
- ズーム PCはZキー+上下ドラッグ、スマホはピンチ
この説明画面はいつでも「はじめに」から開き直せます。スマホの操作が最初から用意されているので、机の前でなくても触れます。
描画まわりはペイントツールの基本形
画面のパネルは「描画」「レイヤー」「設定」の3つに分かれています。描画側にあるのは次の道具です。
- ペン 太さはスライダーと数値入力の両方で指定できる
- 消しゴム
- バケツ 塗りつぶし
- スポイト 画面から色を拾う
レイヤーは追加・削除に加えて、上下の並べ替えができます。取り消しとやり直しのボタンも画面上部に出ています。
設定にあるのは目線と補助グリッド
設定パネルには「目線」のスライダーと補助グリッドの表示切り替えが置かれています。目線は視点の高さにあたるもので、地平線の位置を動かすと絵の中の立ち位置が変わります。補助グリッドは、ぐるりと一周する画面のどこを描いているかの目印です。
表示は日本語と英語を切り替えられます。
書き出しは3段階、途中データも保存できる
設定パネルの出力サイズは次の3つから選びます。いずれも横縦が2対1のパノラマ比です。
- 2048 × 1024
- 4096 × 2048
- 8192 × 4096
書き出しは「PNG保存」です。作業の途中は「データ保存」と「読み込み」で持ち越せるので、続きから描けます。ぐるりと回した状態を確かめる「プレビュー」も別に用意されています。
価格・入手先
| 価格 | 無料 |
| 対応バージョン | ver.1.3(Webブラウザ/PC・スマホ) |
| 作者 | JUNOTA |
| 入手先 | ぐるりペイント |
画面には「ぐるりペイントは開発中です」と書かれていて、意見や要望はXのDMで受け付けています。
管理人のひとこと
コンテからモデルを起こすときに使えそうです。一周ぶんのあたりをこれで描いておいて、辻褄を合わせながら貼っていく、という使い方ができます。正面だけ決めて振り向いたら何も無い、という手戻りが減りそうな気がします。
これであたりを作って、そこからAIにHDRIを起こさせる、みたいなことをしても面白いかもしれません。出力が2対1のパノラマ比なので、その手の入力にはそのまま渡せます。どなたか試していたら、どんな絵が返ってくるのか気になりますね。



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