Cowwolfe3D(Eric Zimmermann氏)が、テクスチャのファイル名をそろえてマテリアルごとのフォルダにまとめるBlenderアドオン「Texture Wrangler」のバージョン1.0.0を、2026年10月11日にBlender Extensionsで無料公開しました。配布元ごとに名前の付け方が違うテクスチャマップを、それぞれ何のマップかファイル名から判定し、同じ命名規則にそろえてライブラリのフォルダへコピーします。元のファイルは移動も改名もされません。
たとえばノーマルマップだけでも、配布元によって Brass_NormalGL.png・brass-4k_nrm.jpg・NORMAL_Brass.png のように名前が違います。作者は、マテリアルライブラリやアセットブラウザに入れる前の段階で、散らかったファイル名とフォルダを片付けるツールだと説明しています。
マップの種類を名前から見分けて、そろえた名前でコピー
1つのマテリアルのテクスチャが入ったフォルダを選ぶと、ファイルごとに元の名前・新しい名前・判定したマップの種類が一覧に並びます。ファイル名からマテリアルの共通の名前を見つけ、残りの部分からノーマル・ラフネス・ベースカラー・AO・ハイトなどを判定します。Brass_normal.png のような順番でも、NORMAL_Brass.png のような逆の順番でも読み取れます。
コピーの前にマテリアル名を変えることもでき、Brass4KFromMike_Normal.png を brass001_normal.png にする、といった直し方ができます。コピー先は「1K」「4K」と名前の付いた2つの出力フォルダで、場所は次に開いたときも覚えています。解像度で分けない人は、金属用と木材用のように2つのライブラリとして使ってもよいと作者は書いています。

知らない名前は、一度教えれば次から自動で判定
判定できなかったファイルは「Unknown」と表示されるので、ドロップダウンからマップの種類を選びます。まだ登録されていない接尾辞なら、その行にブックマークのボタンが出て、押すと対応付けとして保存されます。たとえば NormalGL をNormalに登録すると、以後は _NormalGL のファイルが自動でノーマルと判定されます。コピーする前に、各ファイルのサムネイルと画素数をプレビューで確かめられます。

混ざったフォルダを、マテリアルごとに仕分ける
Texture Utilitiesパネルの「Organize Materials」は、複数のマテリアルのファイルが1つのフォルダに混ざっているときに、マテリアル名ごとのフォルダへ仕分けます。ダウンロードしたテクスチャパックのほか、Blenderの「外部データ > リソースをアンパック」でも全マテリアルの画像が1つのtexturesフォルダに書き出されるので、こちらもこの機能で分けられます。仕分けたあとは、各マテリアルのフォルダを元フォルダとして選び直して、上の手順で名前をそろえます。

主な特徴
- マップの種類ごとに、出力するファイル名の接尾辞(
_normal・_nrm・_Normalなど)を選べる - コピーしたマテリアルを日時付きでテキストファイルに記録する履歴(任意)
- 常にコピーだけで、移動はしない。既にあるマテリアルフォルダを上書きする前に確認する
- 1つのマテリアルで同じマップの種類は1回だけ。同じ名前のファイルができるときは警告する
- 対応形式: PNG・JPG/JPEG・TGA・TIF/TIFF・EXR・BMP・DDS・WebP
- 場所: 3Dビューポートのサイドバー(N)のTextureWranglerタブ
価格・入手先
| 価格 | 無料 |
| 対応バージョン | Blender 4.2 LTS以降 |
| ライセンス | GPL-3.0-or-later |
| 作者 | Cowwolfe3D(Eric Zimmermann) |
| 入手先 | Blender Extensions |
管理人のひとこと
配布サイトごとにテクスチャの名前の付け方が違うので、ライブラリに入れる前の改名に、思ったより時間を取られます。特に、どの名前がノーマルでどれがラフネスかを一つずつ見て直していく作業は、数が多いと気が遠くなります。一度教えた名前を次から覚えてくれるので、よく使う配布元が決まっている人ほど楽になりそうです。
元のファイルには触らず、コピーだけで済ませる作りなのも安心できます。Blenderでアンパックしたtexturesフォルダも仕分けられるので、もらったblendファイルのテクスチャを整理し直すときにも出番があります。



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