Reallusion AI Studio 1.1|単体アプリになり30秒動画に対応

CG全般

Reallusionが2026年9月1日、3DのガイドとAI生成を組み合わせる制作ツール「AI Studio」の1.1へのアップデートを発表しました。これまでiCloneとCharacter Creatorの中で動いていたものが単体アプリになり、動画生成は最長30秒に伸び、画像・動画とも4K出力に対応しています。

AI Studioのキービジュアル
AI Studioのキービジュアル

iCloneとCharacter Creatorから独立した

1.1でいちばん大きい変更は、AI Studioが単体で動くアプリケーションになったことです。iCloneやCharacter Creatorを起動しなくてもAI生成を実行でき、細かい制御が要るときだけ3Dのガイドを呼び出す、という使い方になります。

あわせて、アカウント設定が1か所にまとまり、プリセットの配布が自動化されました。プリセットや生成履歴といったユーザーデータはクラウド同期され、別の端末からも参照できます。アプリ本体・AIモデル・プリセットの更新も、手作業でパッチを当てなくても反映されるようになっています。ダウンロードの方式は、制作物のアーカイブの仕方に合わせて選べます。

Seedance 2.5で30秒、2.0 Miniは半額

動画生成のモデルにSeedance 2.5が加わりました。最長30秒のシーケンスを複数の解像度で生成でき、最大50点の参照入力にわたってキャラクターとシーンの一貫性を保つ、とされています。

あわせてSeedance 2.0 Miniが追加されました。通常のSeedance 2.0の半額という価格設定で、無駄にクレジットを使わずに試行を回すためのモデルという位置づけです。

4K出力はImage Create、Image Edit、Video Create、3D to Videoの全てに対応しました。もう1つ、動画のどのフレームでも開始フレームや参照として取り出せるCapture Any Frameが入っています。動画の途中を差し替えたり、特定のシーンだけ直したり、ショットを延長したりする用途が挙げられています。ガイドラインも調整され、銃撃戦や激しい言い争いといった描写で生成がブロックされにくくなったとしています。

公式チャンネルが1.1の紹介動画を公開しています。

あわせて、1.1の変更点を実際の画面で追うチュートリアルも公開されています。

参考画像を投げるだけでキャラクターシートができる

複数のシーンで同じキャラクターを保つためのAI Actor Creatorに、Basic Modeが追加されました。参考画像をアップロードすると、キャラクターシートが自動で組まれます。正面・側面・背面の全身、表情のバリエーション、服や靴のディテールといった構成です。

参考写真からキャラクターシートを自動生成し、AI Actorを作る
参考写真からキャラクターシートを自動生成し、AI Actorを作る

できたシートは、Image Editで服装・髪型・メイクを変更できます。

Image Editで服装や髪型を調整する
Image Editで服装や髪型を調整する

他のAIツールで作った外部のキャラクターシートを読み込んでAI Actorにすることもできます。

外部で作ったキャラクターシートを読み込んでAI Actorにする
外部で作ったキャラクターシートを読み込んでAI Actorにする

Basic ModeでAI Actorを作る手順は、公式チュートリアルでも解説されています。

レンダリング側はGPT Image 2エンジンに更新され、精度と構造の正確さが上がったとされています。キャラクター周りではUIが整理され、AI Actorライブラリのブラウザが作り直され、多視点レンダリングの精度も改善しています。

価格・入手先

既存ユーザーはReallusion Hubから更新すると単体アプリが起動します。新規はReallusionのサイトからAI Studio 1.1をダウンロードできます。3Dのガイドまで使いたい場合は、無償のiClone Personalと組み合わせる形が案内されています。

価格FREE $0 / STARTER $11月 / STANDARD $35月 / PRO $95月(年払いは20%オフ)
作者Reallusion
入手先公式製品ページ / AI Cloud Plans

料金はAI Studio・Video Mocap・Headshotで共通のAI Pointsで、プランごとに月あたりの付与数が決まっています(FREEが500、STARTERが1,100、STANDARDが3,500、PROが9,500)。注意したいのは、無償プランではSeedanceが使えない点です。今回の目玉である30秒の動画生成を試すには有償プランが要ります。生成物の用途もプランで分かれており、無償はテストと評価のみ、STARTERは個人利用とSNS投稿まで(商用不可)、STANDARD以上が商用可です。無償プランでは生成物が公開設定になる点も明記されています。

管理人のひとこと

iCloneを立ち上げなくても動くようになった、というのが今回いちばん実際的な変更に見えます。AIの生成だけ回したいときに重いホストアプリごと起動するのは、それだけで触る回数が減るところなので。

キャラクターシートを自動で組む機能は、絵の仕事で言う設定資料をAIに作らせる話です。同じ顔を別カットで保つのは生成AIがずっと苦手にしてきた部分なので、そこを資料の形に落としてから使うという順番は理に適っていると思いました。ReallusionのツールはAccuFACE 2のときも感じましたが、既存の3Dワークフローのどこに挟むかがはっきりしています。

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