Physics Painter|小物や瓦礫をブラシで塗って物理演算で自然に置ける、160点の素材付きBlenderアドオン

PHYSICS PAINTERの文字と、道路の縁石沿いに散らばった空き缶・ペットボトル・紙コップ Blender

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Blender ProceduralのBlenderアドオン「Physics Painter」が、2026年10月19日にSuperhiveで公開されました。小物や瓦礫をブラシで塗るように置いたり、上から落としたりすると、Blenderのリジッドボディ物理演算で自然に転がって落ち着くアドオンです。12種類・160点のキットバッシュ素材が付いていて、手持ちのメッシュも使えます。

塗って置く、落として置く

ブラシは2種類です。Paint Brushは、ストロークに沿ってシーンの面の上に素材を置きます。Drop Brushは、指定した高さと半径から素材の塊を落とします。ブラシの半径、密度、素材の大きさとそのばらつき、間隔は、ブラシを使っている途中でも変えられます。

Physics Painterのパネルで大きさ・ばらつき・密度・間隔・ブラシ半径を調整し、木箱や樽を並べたところ(画像: Blender Procedural)
ブラシの大きさや密度はパネルとショートカットで調整できる(画像: Blender Procedural)

置く数を決めて置くこともできれば、素材ごとの実際の大きさに合わせて範囲を埋めることもできます。物理演算を動かさずにその場へ置くか、演算を動かしながら塗るかも選べます。ブラシの下にある素材を消したり、そこだけ演算し直したりもできます。

壁に貼り付かず、段差からはみ出さない置き方

置き方の条件も細かく決められます。素材は当たり判定が面に触れるまで下ろされます。決めた角度より急な壁や斜面には置かず、段差や穴のふちからはみ出す置き方も避けられます。重ならないかどうかは、置く前と演算の前の2回確かめます。前に置いた素材の上へ積み重ねることもできます。向きは面の法線、ストロークの方向、ランダムから選べます。

12種類・160点のキットバッシュ素材

付属の素材は12パック・160点あります。岩と砂利、建築の瓦礫、森の地面の枝や樹皮、錆びたパイプや歯車、割れた陶器、倉庫の木箱や樽、果物や野菜、浜辺の流木や貝殻、ダンジョンの骨や石材、机の上の文房具、宇宙のデブリ、つぶれた缶やペットボトルのゴミです。

岩、瓦礫、枝、金属くず、陶器、倉庫、食べ物、浜辺、遺跡、文房具、宇宙のデブリ、ゴミの12パックの一覧(画像: Blender Procedural)
付属する12パックのキットバッシュ素材(画像: Blender Procedural)

手持ちのメッシュを選んで素材のプールを作ることも、既存のコレクションをつなぐこともできます。素材ごとにオンとオフを切り替え、選ばれる割合も決められます。

手持ちのパイプや歯車のメッシュを選び、プールを作って床に塗り広げるまでの3ステップ(画像: Blender Procedural)
手持ちのメッシュからプールを作って使う(画像: Blender Procedural)

重力の向きや当たり判定まで調整できる

重力はシーンの重力、一方向、球の中心へ向かう向きから選べ、引き寄せたり爆発させたりするモードもあります。質量、摩擦、跳ね返り、減衰と、当たり判定の形(凸包・メッシュ・箱・球など)も設定できます。素材が止まると演算は自動で終わり、着地後にゆっくり滑り続けるのを止める機能もあります。

形の細かい素材は、自動で作ったローポリの代わりの形で演算し、終わったら元のメッシュに戻します。元のメッシュには手を加えません。

置いたあとも作り直せる

置いた結果は、あとから演算し直せます。リンクしたインスタンスや独立したコピーへの変換、別のメッシュへの差し替え、素材ごとや1つのメッシュへの結合もできます。最後にPhysics Painterの管理から外すと、普通のBlenderのオブジェクトになります。ブラシと物理の設定はプリセットとして保存できます。

演算にはBlender標準のリジッドボディ(Bullet)を使います。作者は、見た目を整えるための配置ツールで、工学的なシミュレーターではないと説明しています。

価格・入手先

価格19ドル
対応バージョンBlender 4.5〜5.2
ライセンスGPL
作者Blender Procedural
入手先Superhive

セール価格の13.30ドル(30%オフ)で販売されています(終了日の記載なし)。購入から12か月のサポートとアップデートが付きます。各機能の使い方は、製品ページのDocumentationにまとまっています。

管理人のひとこと

背景の地面に瓦礫や枝、ゴミを散らすのは、1つずつ置くと時間がかかるわりに、どうしても並べた感じが残る作業です。物理演算で落とすと転がり方に任せられるので、手で置くより自然なばらつきになりそうです。

壁や急な斜面に置かない設定と、段差からはみ出さない設定があるのは、背景を作る側から見ると助かります。物理で落とすと、変なところに引っかかって残るものが出やすいので、そこを手で直す手間が減ります。

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