D9speed氏(@D9speed)が、Substance 3D Painterのレイヤーをレイヤー付きのPSDで書き出すプラグイン「SP Layer Exporter」を2026年10月1日にBOOTHで無料公開しました。Photoshopをインストールしていなくても、BaseColorのPSDをPainterから直接作れます。
SP Layer Exporterとは
Painterで書き出したテクスチャを、レイヤーを分けたまま画像編集ソフトへ引き継ぐためのプラグインです。Windows x64用のランタイムを同梱しているので、PythonやNode.jsを別に入れる必要はありません。PSDを直接出力するときはネット接続も不要です。
作者によると、使い方は出力先と、書き出したいテクスチャセット(マテリアル)・チャンネルを選ぶだけです。プラグインの画面は「File → SP Layer Exporter」から開きます。
レイヤー名・グループ・マスクを保ったままPSDにする
テクスチャセット(Stack)ごとに、BaseColorのレイヤー付きPSDを作ります。PSDに引き継がれるのは次の情報です。
- レイヤー名・順序・グループの階層
- 表示状態・不透明度・対応する描画モード
- レイヤーとグループのマスク
PSDのほかに、レイヤーごとのPNG、マスクのPNG、Painterでの合成結果の画像、レイヤー構造のJSON、出力レポートのJSONも保存できます。Photoshop用のJSXスクリプトを出力して、Photoshopと連携させることもできます。作者の説明では、Photoshopを持っていれば16bitで書き出せるので、ノーマルマップやハイトマップに向いています。
直接出力はBaseColor・8bitまで
Photoshopを使わない直接出力は、BaseColor・RGB・8bitのチャンネルが対象です。Normal・Height・16bitは直接出力できず、UV Tile/UDIMのプロジェクトにも対応していません。レイヤーはラスタライズされるので、Painterのフィルターやジェネレーターは編集できる状態では移りません。
Painter固有の描画モードは近いPhotoshopのモードに置き換えられ、置き換えた内容はレポートに記録されます。画像編集ソフトでレイヤーを合成し直すと、描画モードや色管理の違いで見た目が変わることがあります。透明度のチャンネルをBaseColorに統合する機能は無く、各レイヤーのPNGのアルファはそのまま残ります。PSDは一辺30,000px・ファイルサイズ2GB未満が上限で、Painterの内部APIを使っているため、今後のPainterの更新で動作が変わる可能性があるとされています。
使った人の反応
ほむらの氏は、Painterの中で分けたレイヤーがPhotoshopで開くとそのまま分かれていて、個別にオン・オフできたと紹介しています。カラー差分や改変用のPSDをPainterだけで作れるという使い方です。
UVを切り分けて書き出し、アイランドごとに切り貼りしていた作業がなくなる、という点が具体的です。
価格・入手先
| 価格 | 無料 |
| 対応バージョン | Substance 3D Painter 12.1.5(動作確認済み) |
| 対応OS | Windows 11(x64・動作確認済み) |
| ライセンス | MIT |
| 作者 | D9speed |
| 入手先 | BOOTH |
Painter 12.1.5以外のバージョン、Windows 10、Windows ARMは未検証で、macOSとLinuxはこの配布版の対象外です。商用利用・改変・再配布ができ、再配布するときはMITライセンスの著作権表示と許諾文、同梱ライブラリのライセンス表記を残します。導入手順は同梱のREADMEにまとまっています。
管理人のひとこと
Painterで塗ったテクスチャは、最後にPhotoshopで色を足したり汚しを直したりすることが多いのですが、書き出すと1枚の画像に焼き込まれてしまいます。レイヤーとマスクの分かれたPSDで渡せれば、Painterに戻らずに一部の色だけ変える、といった直しがPhotoshop側だけで済みます。



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