Bao-Thinh Dinh氏が、Blenderのコンポジターでパターンガラス越しの歪みと屈折を作るノードグループ「Patterned Glass Compositor」をKo-fiで無料公開しています。対応はBlender 5.2以降です。

ガラスを3Dで作らずに済ませる
製品ページの説明によると、複雑なガラスのジオメトリを用意せず、重いレンダリング時間もかけずに、様式化されたガラスの歪みと屈折をコンポジター上で足せるノードグループです。効果の作り込みはすべてコンポジターの中で完結します。
EEVEEとCyclesのどちらでも動き、レンダリング済みの静止画や動画に後から掛けることもできる、とされています。3Dのシーンを触らずに素材へ直接適用できる形です。

パターンは白黒画像を差し替えるだけ
ガラスの形を決めているのはPatternソケットに挿す白黒(グレースケール)のテクスチャです。手持ちの画像を差し替えれば、そのまま別の形のガラスになります。
効果の範囲は画面全体にも、Mask入力を使って一部だけにも絞れます。

同梱されているもの
- Patterned Glassノードグループ … 歪みを作る本体
- すぐ使える5種のサンプルパターン … Vertical / Horizontal / Square / Circular Wave / Dot
- おまけのInteractive Circle Maskノード … 3Dビューのエンプティを動かすとコンポジター側の円形マスクの位置と大きさが連動する
おまけのマスクノードは、エンプティをXY方向に移動・スケールするだけでマスクが追従する作りです。コンポジターの数値を直接いじらずに、3Dビューを見ながら位置を決められます。
価格・入手先
- 価格 無料($0)
- 対応 Blender 5.2以降
- レンダーエンジン EEVEE / Cycles
配布はBao-Thinh Dinh氏のKo-fiショップです。作者は投げ銭も寄付も不要としたうえで、もしこのツールで時間が浮いたなら、代わりにBlender Development Fundへ寄付してほしいと書き添えています。
管理人のひとこと
すりガラスや型板ガラス越しの画は、実際にガラスを作って屈折を計算させると途端に重くなります。しかも大抵は「向こう側がぼんやり見えていればいい」程度の扱いなので、かけたコストに見合わないことが多いです。最初からコンポジターの絵作りとして持ってくる、という割り切りは実務的だと思いました。
パターンが白黒画像の差し替えで決まるのも扱いやすそうです。作品ごとにガラスの型を用意する、という考え方ができます。レンダリング済みの映像にも掛けられるので、上がってきた画を見てから足すかどうか決められるのも助かります。



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